寒い1日でした
寒い中、山に行ってきたのですがその帰り、マツダスタジアムの前を通るとマスコミの取材の方たちらしき人たちがカメラを抱えて撮影をしていました。その先を見ると数名の方たちが列を作っているようでその取材をされていました。え?チケットの整理券?いや、まだじゃろ?人、少なすぎるし・・・あ、グッズだ!そういえばファンクラブの方に新しいグッズカタログが届いたと話題になっていました。目玉は黒田のユニフォームでしょうね。即完売になるでしょうから確実に黒田ユニで開幕を迎えたかったら前日から並ぶことは苦にならないでしょう。他に面白グッズはグランドに白線を引くやつ?これ、所有欲で買うのみですよね。それと球場には持ち込み禁止のデカメガホン。どれだけでかいのか知りませんが球場で使えないならこれも所有欲をくすぐる商品ですね。あとは地元廿日市のけん玉があるのかな。あ、スライリーの椅子。スライリーに座るというより座るとスライリーになるとかなんとか聞いただけで想像できないです。寒い夜になりそうだけど、風邪ひかんでね。で、山に登ったんですが前説がながくなりすぎました。もう近郊のメジャーな山は歩いたのでどうしてもちょっとマイナーな山が多くなるのですが今回は白木の「安駄山」と「高鉢山」を歩いてみました。JRの駅で言うと上三田駅から狩留家駅までを1日かけて歩こうってわけです。上三田駅、初めて下りましたよ。芸備線なんですが単線で待ちが長いのにこの列車は下深川で5両のうち3両を切り離す作業をするもんだから所要時間1時間9分ですよ、びっくりしました。表定速度は30km/h以下です。歩いたコースは上三田駅から登山口にあたる鳥井原まで県道、そこからしばらく舗装林道、未舗装林道、歩道林道、山道と変わっていきますが想定以上の雪でした。雪自体、降りすぎなければ雨よりは全然快適です。ただ、ここはマイナーな山で登山道としてはっきりとした踏み跡はなく案内のテープが頼り、そして倒木が何度も行き手を遮ります。かすかな踏み跡も雪が全てを隠しているのでテープとGPSに頼って登っていきました。この山、人気が無い理由に眺望が無いうえに急坂ときてます。苦しい思いをして辿り着いた山頂は雁木に囲まれた地味なピーク。いろいろなサイトで見た、登った人の感想は「静寂の山」「清閑の山」といったものが多い。つまり「淋しい山」ということでしょう。ただひとつ、明るい気持ちになるものを見つけました。山頂で必ず探す「美美」さんの登山記念ボード。H26年6月なので去年ですね。このボードを見つけるのをいつも楽しみにしています。長居はせずさっさと高鉢山に向かいます。最初の鞍部は中三田への分岐です。ただ、地形図で見る限りここを下っても急坂みたいです。とにかくこの山どこから登ろうがどこに下ろうがとにかく過酷なようです。次の鞍部におびただしい倒木が行き手を遮る・・・かと思いきや、倒木のほとんどは完全に寝ていました。浮いた木はないのでまたぐだけでほとんどクリアー。そしてひろーいピーク。749.1mピーク、見掛山という名もあるらしいですが地形図には未記入。雪が強くなって猛烈に寒かったので三角点の目視はパス。雪の中、高鉢槍に到着。このコース唯一の眺望を楽しめる場所なのに360度真っ白。すると急に雪が止み、風に雲が流れ数分の間にあれよあれよと見晴らしがきくようになってきました。これまで歩いてきた見掛山、安駄山が姿を現し中三田を見下ろせるほどになり南西には広島平野、向かいの白木山もうっすらと見えていました。ただ志和方面はまったくダメ。風が超えた方向は白くなる一方で志和は確認できませんでした。これから向かう高鉢山もかすかに見え隠れするのみ。雲が流れて幻想的な景色になりしばし眺めてしまう。まるで待ってくれてたかのような激変にちょっと感動。寒い中、歩いたかいがありました。行動食のおむすびをお腹に入れて高鉢山に向かいます。ここからは大きな起伏もなく高鉢山北峰に到着。三角点はありますが狭い山頂です。これで帰りかけた所で、南峰があるのを思い出す。来た道を引き返して南方へ向かう。途中の杉の植林帯で「湯坂峠」の分岐を見つける。長者山への縦走はここを下るようです。いつかはここから長者山、呉娑々宇山へと縦走してみたいのですが今の体力とスピードじゃ無理っぽいですね。南峰へはすぐに到着。広い山頂広場に長い影が伸びる。時刻は3時ちょうど、いい時間です。ゆっくり下りて5時前ってとこでしょうか。というかゆっくりとしか下りられません。こんな急坂は初めてです。とんでもない斜面に赤テープを巻いて強引にここを登山道にしただけに見えます。2kmの間に400mくらい下りていますが20%の傾斜だったってことですか?そんなもんじゃなかったんですが・・・それはさておき狩留家駅に無事下りてくることができました。上三田駅から狩留家駅間、営業キロ9kmの区間を7時間40分をかけて走破いたしました。