積極財政はよいが、財源は赤字国債頼りでよいのか
ザイム真理教 (森永卓郎シリーズ) [ 森永 卓郎 ]価格:1,540円(税込、送料無料) (2024/12/31時点)楽天で購入政府は2024年度補正予算案をガソリン高沸や能登地震復旧対策、低所得者への交付金、半導体企業への補助金、防衛費増額に対する補填費用、少子化対策費用などで13.9兆円を計上し、その費用は税金だけでは足りないので国債を6.7兆円発行することにして国債への累積借金が1105兆円あるところにさらに借金を積み上げることにした。税収だけでは思い切った国民サービスが出来ないので国債に頼る予算編成は安倍内閣以後特に顕著で借金は膨らむばかりである。借金をしてもそれは国民からの借金で国民のために使っているのであまり問題がないと言っている人がいるが、貸し手は国民でその金は返してもらえるのを前提で投資している。貸し手の知らない所で借金は増え続け、あまりに巨額で子供の代、孫の代になっても返し切れないかもしれない。借金を減らして税収に見合った予算編成をするべきだと思うが、票欲しさに国民に媚びる予算を編成して、借金は後の政権にたらいまわし、それでは国の財政はパンクしてしまう。森永卓郎さんが書いたザイム真理教という本がある。それによると税収と施策の帳尻を合わせることを望む財政均衡主義の財務省はカルト教団化しており、貧困と生活苦を国民に強いることになる。としている。税収額を少しくらいオーバーしても国には固定資産税その他の財産があり、財政均衡しなくても大丈夫だと主張している。おかげで巷には財務省を潰せという声も溢れている。戦前大蔵省は積極財政で世界恐慌から抜け出せたあと、財政を引き締めようとした高橋是清蔵相は2.26事件で凶弾に倒れた。今も緊縮財政をしようとすると森永さんや国民の反発が強い。その結果、少しくらいオーバーしてもよいという声に押されて、借金が積み上げられてしまった。緊縮財政は国民の不満を買うかもしてないが、信念をもって日本の将来のための予算編成を行ってもらいたいと思う。