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カテゴリ:健康
老化予防、美肌効果、関節強化、血管の弾力性強化、がん予防、心臓病予防、脳力向上、視力増強
などいい事ずくめでコラーゲンが宣伝されている。コラーゲンは細胞と細胞をつなぐものなので、皮膚の表面や関節等に多く含まれており、それが少なくなれば皺が多くなったり、関節が痛んでくることは考えられるが、だからといって他の動物から採ってきたコラーゲンを食べれば皮膚や関節のコラーゲン不足を解消するとはならない。食べたものは消化されて、アミノ酸に分解され、必要に応じてそれは体内で再合成される。材料としては蓄積されるが、それらがそのままの型で吸収されることはない。先日人間ドックを受けた女性の方が、今までコレステロールや中性脂肪が正常だったのに今年は両者とも著明に上昇していた。変ったことはコラーゲンを服用するようになったことだけとのことで、コラーゲンがその原因と推察された。健康にいいと思って服用していたのにコレステロールや中性脂肪がそんなに上がるなら止めてみると言っていた。サプリメントは会社によって製法や混ぜ合わせるものが異なっており、このことだけでコラーゲンはコレステロールを上昇させると断定出来ないが、少なくともその会社のコラーゲン製品にはその可能性がある。体にいいと言われるものは、人体の構成成分であることが多いが、外部からその構成成分を摂ってもそのまま人体の必要部分に取り込まれることはなく、原料として蓄積されるのみである。さらに、お腹に溜まる内臓脂肪同様、必要なものでも過ぎたるは害を及ぼすことを念頭に入れて、健康食品のことを考えてもらいたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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