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今が生死

2011.08.07
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カテゴリ:映画・DVD
サマーセット・モームの自伝的大作「人間の絆」を映画化したものを観た。原作からみるとかなり省略してあるが、ストーリーは同じだった。

医学生フィリップが行きつけのカフェのウエイトレスのミルドレッドを好きになり夢にまで見て追いかけるが彼女はフィリップに振り向いてくれない。彼女は年配のドイツ人と結婚すると言って店を止めた。彼は失恋してノラと言う女性と親しくなっていたが、ミルドレッドは妊娠したらその男から捨てられてフリップを頼ってきた。彼はノラと別れて新しく生まれた女の子共々ミルドレッドの面倒みることになるが、彼女はフィリップの友人で医学生の先輩であるグリフィスと駆け落ちし、結局またグリフィスにも捨てられる。それでも行き場の亡くなった彼女をフィリップは自分のアパートに住まわせるが今となっては流石に彼女の方から誘惑してもそれに応じることはできなかった。怒った彼女は家を出ていき最後は病気になって死んでいくが、一人の若者が性悪女に引かれてズタズタにされながらも彼女のために尽くした物語である。最後はフィリップはサリーという20歳の純情娘と結ばれてハッピーエンドになっているが、最後のところは実話とは違うのではないかと思う。

男の悲しい性がこれでもかと描かれている。自分がこんなに好きなのだから彼女も少しは好いてくれるのではないかと思っていたが、お金や住む家を与えてもらい、感謝はしたが愛しては貰えなかった。正に性悪女で裏切りの連続であった。フィリップにだって理性もあり、知性もあっただろう。その性悪さは見抜けなかったのだろうか?それほどの美人ではなく貧血で青白い顔の女性だった。好意を示してくれた人に好意で返すこと出来ず、自分の目先の利益のみしか考えられない最低の女性。そんな女性でも一旦好きになってしまうと何らかの絆で結ばれてしまい逃れることが出来なくなってしまう男の性、悲しく身につまされて観ていた。その逆つまり、どうしょうもない性悪男に引かれて美しい女性がその人生を棒に振ってしまうこともあるので、男女とも好かれていないことが分かったら途中で熱を冷まして冷静になってもらいたいと思う。






Last updated  2011.08.07 18:57:27
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