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カテゴリ:健康
今日はお盆さんなので午後だけ半日分休暇をもらって息子たち家族と一緒にお墓参りに行って帰りにお寿司屋さんでお寿司を食べて帰ってきて、迎え火を焚いて、今、家に入ってきたところである。父母始めご先祖さんがお盆の間だけ我が家にいてくれると思うと何となく緊張する。
今日の午前中に2人退院した。一人は急性肝炎の患者さんで、GOT,GPTも全く正常化して治癒しての退院なのでお互いに感謝と喜びの中の退院であった。もうひとりは60歳女性、食道がんの患者さんである。喉がつかえるような感じがするとのことで内視鏡検査をして、中部食道に食道がんが発見された。医大に紹介して精査を受けたら咽頭の近くにもがんがあり、入院治療の予定になっていたがベッドがなくて、自宅待機していた時に食事をのどに詰まらせて救急車で来院して私が受け持ちになった患者さんである。 放っておけば完全に塞がってしまい、何も食べられない状況になってしまうので何らかの治療をしなければならない。抗がん剤、放射線、手術療法があり、病期に応じて使い分けられたり併用されたりしている。医大では手術となると喉頭、食道全摘手術で声は出せなくなるし、気管切開して喉から呼吸をしなければならないので抗がん剤か放射線治療を勧められたようだが、本人が手術を希望して本日当院を退院して医大の外科に転院して行った。 人はいつどのような病気になるかわからない。私は患者さんを診る時、自分がその病気だったらどうだろうかと思うことが多い。自分が声を無くし、気管切開しなければ生きていけないとなると辛くてどうしょうもない。患者さんもきっと様々なことを考えた上で手術を選択したのだと思うが、その辛さは想像に余りある。 私は外科医ではないので、腫瘍を取り除いたり、細く詰まったところを広げたりはしてやれない。せめて励ましてやれるくらいだ。朝のお別れ時でも「医大に移ってよく診てもらって下さい。手術についても最初抗がん剤を使って小さくしてから手術の予定とのことですので、その効果の状況をみて手術しないで済むこともあるので、焦らないで、先方にお任せしたらよいと思いますよ」とお話しするのが精一杯だった。 今後の予後はわからない。奇跡的に回復する人もいれば不幸の転帰をとる人もいる。私に出来ることはひたすら少しでも機能回復して快方に向かうことを祈るだけである。引き受けて下さった医大の先生方よろしくお願い申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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