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今が生死

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2018.12.31
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カテゴリ:生き方
今午前10時半なのであと13時間30分で新しい2019年が来る。あっという間の2018年だった。新しい年に向かって今朝の新聞に2度の宇宙飛行を行った東京理科大特任副学長の向井千秋さんが幸せな明日の為には『「自分ファースト」を捨ててこそ』の一文を寄せていた。地球の外に出て地球を眺めた時多種多様な生命体が共に暮らすこんな豊かな星は他になく、この素晴らしい星を守るために人間一人一人が自分を第一に考えるのではなく、周りの人々の幸せを考えて行動しなければならないと強く感じたとのことである。
近年自分の生活や自国の利益だけを優先しようとするナショナリズムが強まっているが、人々や国々が平和に共生するために私達は宇宙という共通空間の住人であるという事実に向き合う必要があると述べている。
アメリカのトランプ大統領は「アメリカファースト」を声高に叫んでいる。世界の常識人はそのあまりの知的レベルの低さと倫理観の欠如に驚いているが彼の発言の影響力は計り知れない。そう言うなら自分の国もファーストだと言い出した国もある。まさか日本はそれほどレベルは低くないと思うが、彼の言葉に影響されて「日本も日本ファーストで行くべきだ」と思った人もいるかもしれない。
私は今から20年前「自分と他人」という本を文芸社から出版した。
この世の中は人間に限って言えば自分と他人しかいない。そしてさらに突き詰めると意識している自分だけである。自分が死んだら意識されている外界も宇宙も消滅してしまう。だから自分があって宇宙があり、自分が宇宙の中心であると書いた。しかしこれは「自分ファースト」とは全く意味が違う。自分というものは宇宙に一人しかなくかけがえのない極めて大切な存在である。だから大切に生かさなければならない。しかしいくら貴重で大切だからといっても自分一人では生きて行けない。動植物や自然の恵みを受けることは勿論だが他人のお力を受けなければ生きて行けない。自分が生きて行くためには他人が極めて大切である。その大切な他人のために自分にそそぐと全く同じ愛情を注ぐことが人生の要諦であると書いた。他人を苦しめいじめれば自分も同じ苦しみを受ける。他人を助けて援助してやれば自分も同じ報いを受ける。何にも代えがたい貴重な自分が素晴らしい生を全うするためには他人を心から大切にするべきである。自分ファーストでなく他人ファーストであるべきだと思う。トランプさんも心から他国ファーストの考えになったらアメリカは尊敬され繁栄すると思う。





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Last updated  2018.12.31 11:43:59
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