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テーマ:天皇(41)
カテゴリ:政治
朝ドラ「おしん」の再放送で現在2-26事件およびその後の時勢のことを放映している。
2-26事件というのは1936年(昭和11年)2月26日から2月29日にかけて陸軍の青年将校達が1483名の下士官を引き連れて政府要人や警察署、朝日新聞社などを襲ったクーデター未遂事件である。陸軍内は皇道派と統制派の2大勢力がしのぎを削っていたが、事件を起こしたのは皇道派の将校で彼らは天皇中心の素晴らしい国を作っていきたいと考えていたが現実には天皇を利用したり、たぶらかしたりして日本を間違った方向に持っていこうとしている悪い奴らがいる。徴兵されてきた兵士達の話を聴くと農村部の貧困は想像を超えており兵士の姉が女郎屋に売られた話などを聴いて天皇を利用している連中が自分の利益を追求して、下々の生活を置き去りにしている結果がこれだとして今の支配者層を成敗しなくてはいけないとして立ち上がったとも言われている。しかし時の岡田首相は別の人が人違いで殺されて助かり、彼らが最も心酔していて頼りにしていた昭和天皇はこのような暴挙にお怒りになり、逆賊として襲撃を命じ、クーデターは失敗に終わり首謀者達は銃殺に処せられた。しかしこの後中国大陸で盧溝橋事件(昭和12年7月7日)が起きるなどして陸軍の暴走は止まらず4年後の昭和16年12月8日には太平洋戦争に突入することになった。日本の行く末を変えてしまった2-26事件は極めて重要で痛ましい事件だったと思う。犠牲になった閣僚達や銃弾で命を散らしていった若き将校達の願いは今満たされているだろうか?将校達の人殺しの行動は許すことは出来ないが貧乏で苦しんでいる農民達のために立ち上がった将校もいると聞く。農民の命も閣僚の命も同じく尊い。総ての人の命は全く同じように尊いとの前提に立って、苦しめられている人達を救うとする夢に向かって闘争してもらいたいと願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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