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テーマ:関節痛・腰痛(8)
カテゴリ:健康
今朝の「日本全国8時です」の担当は医療ジャーナリストの松井宏夫さんで、痛風と偽痛風の話だった。
痛風は血中の尿酸値が上がってガラスのかけらのような尿酸結晶ができてそれが血管や組織を傷つけて非常に激しい痛みを生ずる病気で足の親ゆびの付け根部分が赤くはれてくるので分かりやすい。 偽痛風は痛風に似ているが痛む場所が足の親ゆびだけでなく膝関節その他様々な所に起こるので診断が難しいとのことだった。偽痛風はピロリン酸カルシウムと言う物質の血中濃度が上昇した時に体内で刺の多い結晶を作り、尿酸結晶同様血管や組織を傷つけて痛みを起こす病気である。尿酸値が上昇していないので痛風と区別できるが、リュウマチとの鑑別は難しいことがある。外来診療では、下肢の突然の激しい痛みの場合、足の親ゆび以外のところが痛くなる痛風もあるので最初に痛風を考え、そうでない場合偽痛風とか下肢血栓症などを考える。 治療は痛風も、偽痛風も痛み止め内服で1週間くらいで治る。痛風の場合は痛みが取れてから尿酸の血中濃度を下げる薬を飲むことになるが、偽痛風の場合はピロリン酸カルシュウムの血中濃度を下げる薬はまだないとのことだった。偽痛風は発熱を伴うことが多く、血管炎やリュウマチなどとの鑑別が必要だが早期に診断して早く痛みから解放してやりたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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