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今が生死

2020.05.25
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テーマ:高血圧(154)
カテゴリ:健康
今バラの花が盛りです。これはピンクに白が入ったバラ
これは白いバラです
今The Doctorという本を読んでいる。30年以上も前に発行された古い本だが医者が病気になった時の話で患者になった医者が患者の立場で医療の現状を眺め、医者として治療してきた患者さんのこと等も書いてあり現在にも通用することが多くて興味深く読んでいる。本日読んだところでは著者のところにあるご婦人が急にのぼせたり、情緒不安定になったりすると訴えてきたので典型的な更年期障害と診断して女性ホルモンを処方したところ癌になるかもしれないからと拒絶された。当時長期に使用すると乳がんや子宮がんになるとの説が婦人雑誌などに載っており、そのための拒絶だったが「あなたは子宮はすでに摘出しているので子宮がんは関係ないし乳がんだって必ずなるというものではなく今の症状をとる方が先決でしょう。私の妻も服用していますよ」と言ったけれどがんとして受けいれなかったとのことである。エストロゲン(女性ホルモン)については発がん性の問題の他に心臓病を起こすとも言われていた。しかし別の研究グループはエストロゲンは心臓病を予防すると報告しており患者さんはどちらを信じたらいいのか困っていたとのことである。病気やその治療法については時代によってもその考え方が違ってきたりして患者さんが困惑していることがある。現在では例えば血圧は140以下、悪玉コレステロールは139以下と定められているが血圧はある程度高くてもOKで下げる必要はないとの説もある。コレステロールについては以前はコレステロールは一律200以下に下げた方がよいと言われていた頃コレステロールは高い方がよいという説もあった。今ではコレステロールにも悪玉と善玉があり、悪玉コレステロールは低い方がよいが善玉コレステロールは高い方がよいと言われている。
外来で「血圧は年齢相応であればよくて無理に下げる必要はないと本で読みましたがそれでも血圧の薬が必要ですか?」と聞かれることがある。私は九州の久山町全体の調査結果である血圧正常範囲群は高血圧放置群に比べ寿命が10年長いデータを示して最終判断はご本人にしてもらっていた。現在は「The Doctor]に書かれた時代よりずっと情報が多岐に渡って氾濫している時代だと思う。医師は全てを知っているとは限らない。これだけ情報が発達した社会では医師は勿論よく勉強して頂きたいが、患者さん自身も自分の健康については色々の情報を見聞きしながら自分で判断していく必要があると思っている。






Last updated  2020.05.25 14:42:31
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 Re:高血圧は治療した方がよいのか治療しない方がよいのか(05/25)   moto,jc さん
こんばんは
今は情報があふれているし 簡単に調べられれるのでどれが正しいのかわからないのが多いです 医学者でも正反対のことを言われる方もおられますので混乱してしまいます (2020.05.25 14:53:17)

 Re:高血圧は治療した方がよいのか治療しない方がよいのか(05/25)   kkkdc796 さん
現在は「The Doctor]に書かれた時代よりずっと情報が多岐に渡って氾濫している時代だと思う。医師は全てを知っているとは限らない。これだけ情報が発達した社会では医師は勿論よく勉強して頂きたいが、患者さん自身も自分の健康については色々の情報を見聞きしながら自分で判断していく必要があると思っている。
◎ピンクに白のバラの花に香りを放ったいい季節ですね。奥さんの花づくりの丹精の賜物ですね。良い趣味が生甲斐なのだと云事が毎日の花の咲きぐわいを見ていると私に花が語り掛けてきますよ。
処で今日のブログの最後が全くその通りですね。患者が一番自分の身体の具合が解っている。医学的に判らなくても何処が痛いのか、どんな具合なのか、どんな処が痛いのか、チクチクするのか等の症状を正確に医師に伝える。問診をきちんと受ければ処方せんは医師が的確にしてくれる。此の基本にのっとりさらに専門的な治療をしていくのが医師の仕事ですね。
この本を書かれた医師は私は出会ってもいないし本も読んでいませんが素晴らしい感性をお持ちの名医でしょうね。
自分の身体の具合は自分が一番正確に知っている自分自身が医師ですからね。これを踏まえて専門の医師の診察を受けるのがベストな生き方でしょうね。 (2020.05.25 17:21:39)

 Re:高血圧は治療した方がよいのか治療しない方がよいのか(05/25)   ご隠居 さん
血圧測定は家庭でも出来ます。今ではスマートウオッチで血圧は勿論、体温、心電図、心拍数、血中酸素までリアルタイムで測定出来ます。でも、血液検査や専門的検査は健康診断や人間ドック等で毎年定期的に受けることが必用です。

私は30歳代からもう40年人間ドックを受け続けています。どうにか健康で毎日働けるのもドックに伴う健康管理のお陰だと思います。今年から後期高齢者に仲間入りして市からの人間ドック補助金2万円が打ち切られます。でも自費で継続してドックを受けるべく予約しました。友人が次々とがんになり、不幸にして亡くなる方もでてきました。
ドックは転ばぬ先の杖です。 (2020.05.25 18:00:51)

 健診は百害あって一利なしと言っている人もいますが・・   楽天星no1 さん
moto,jcさんへ

[医学者でも正反対のことを言われる方もおられますので混乱してしまいます ]

数か月前「チャンピオン」という雑誌を見ていたら「健診は受けない方がよい」
「検診は百害あって一利なし」「癌は手術しないで放置した方がよい」「肥満とか高血圧、高脂血症などは治療しない方がよい」と発言していた人がいました。
以前からそのようなことを言っている医師ですが、実際の診療実績はほとんどなく論文を調べてそのような発言をしているのだと思いました。
健診の現場や実際の診療の場で積み上げたデーターの方が机上のデーターより正しいと私は思っています。 (2020.05.25 21:25:14)

 この本を書かれた医師   楽天星no1 さん
kkkdc796さんへ

「この本を書かれた医師は私は出会ってもいないし本も読んでいませんが素晴らしい感性をお持ちの名医でしょうね」

ユダヤ系のアメリカ人で第二次世界大戦が始まった時に結婚して南方に軍医として派遣され2年位会えませんでした。戦争が終わってから本格的な医療活動を始めて一般内科を履修したあと慢性関節リュウマチの専門医として教職にもついていました。患者さんの訴えをよく聞き、適切な治療をしていた良医だったと思います。70歳の時声帯癌で放射線治療を受けることになり、クリニックから引退しますが、自分が患者になってみて医師は患者の知りたいことを教えてくれないとか患者を随分待たせるとか自分もそうしていたかも知れないけど患者の立場になってみると医師側の傲慢とか不勉強が目についたりします。声帯癌の治療には手術の方が良いという意見と放射線が良いという意見があり、どちらにするか位最初に患者に聞いてもらいたかったという気持ちもありました。医師が患者になってみて医療側の患者に対する配慮が欠けていることが感じられ、医師はこの本を読んで反省してもらいたいとの趣旨で書いたので私も医師の端くれとして医師として気が付かないでいた部分を知りたくてこの本を読み始めました。 (2020.05.25 21:51:49)

 早期発見早期治療が大切   楽天星no1 さん
ご隠居さんへ

[私は30歳代からもう40年人間ドックを受け続けています。どうにか健康で毎日働けるのもドックに伴う健康管理のお陰だと思います]

それを否定している近藤誠という医師がいらっしゃいますが、私は20年以上健診の現場で働かせて頂き、その後は外来や病棟で多くの方々を診察してきて早期発見早期治療は重要で健診の役割は非常に大きいと思いますが近藤誠先生はなぜあのようなことをおっしゃるのかよくわかりません。 (2020.05.25 22:02:43)


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