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今が生死

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2020.08.05
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カテゴリ:読書
今オバマ元アメリカ大統領が若い頃書いた「私の父の夢」を読んでいる。結構厚い本なので中々読み切れなくて今でも少しずつ読んでいる。
ハワイで生まれた自分の生い立ちから書きはじめ大学卒業してシカゴで仕事のない人達に教育や職を与えるセツルメント活動などをしていたが、もっと勉強したくてハーバード大の大学院に入ることになって入学前の休暇中に亡き父親の故郷ケニアのナイロビに旅してケニアの文化や生活を体験しているが、今読んでいる所はケニア人である異母姉アウマとケニアのサハリパークに行って様々な経験をしている所である。他のお客数人と一緒に一台の車で広大な動物園内の動物の生態などを観察している。一晩テントを張ってそこに泊まるがマサイ族の男二人が警護に来てくれた。そのうちの一人ウイルソンが身の上話などをしてくれた。警護以外の時は牛を飼うなどの仕事をしているが、ある時ライオンに襲われて自分の牛が殺されてしまった。法律上は仇打ちは許されていなかったが槍を持った5人でライオンを取り囲んだ。その時ライオンは一人をめがけてとびかかってきた。その男は盾でかろうじて身を護り他の4人で仕留めたとのことである。流石にライオンは追い詰められても王者としてのプライドがあり必ず誰かにとびかかってくるもので命を落とすこともあるとのことだった。アウマが「その死んだ人はどうなるのですか?」と聞いたらウイルソンはいとも簡単に「地に帰るだけさ、それ以外にどこに行くのさ」と答えた。その時運転手のフランシスは聖書を読んでいたのでウィルソンの同僚のマウロが「あんたなら人が死んだらどこに行くと思う」と尋ねた。フランシスは直接その問いには答えず両親が自分が生まれる前にキリスト教に入った。キリスト教(宣教師)にもいい所と悪い所があるというような話をしたが結局死後何処に行くかは答えず「マサイ族は勇敢だな」と言った。マサイ族は死んだら全てが終わりだと考えており、勇敢に戦い、勇敢に死んでいるのだなと思った。死については様々な宗教が教示している。一つの宗教内でも宗派によってその教えは異なることがあるが大まかにはキリスト教やイスラムでは死は神の門の入口に立つことで最後の審判を受けて天国に行くか地獄に行くか決められるみたいだ。だから死んだらどこに行くか聞かれたフランシスは何処と答えられなかったのだと思う。仏教では輪廻転生の教えがあり、死は一つの転換点で死んでいなくなる訳ではなく再度何らかの生命あるものに生まれ変わると説いている。ここでも前世でよいことをした人は良い人間に生まれ変わり悪行の人は虫けらなどに生まれ変わると教えている。いずれにしても宗教が関わってくると死は難しくなるなと思った。マサイ族のように「地に帰るのさ」と思っていた方が分かりやすくてすっきりしていると思われた。





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Last updated  2020.08.05 23:24:58
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 Re:人は死んだらどこに行くのかーアフリカケニアの警護の男性の話によると・・・(08/05)   kkkdc796 さん
今オバマ元アメリカ大統領が若い頃書いた「私の父の夢」を読んでいる。結構厚い本なので中々読み切れなくて今でも少しずつ読んでいる。
その時ライオンは一人をめがけてとびかかってきた。その男は盾でかろうじて身を護り他の4人で仕留めたとのことである。流石にライオンは追い詰められても王者としてのプライドがあり必ず誰かにとびかかってくるもので命を落とすこともあるとのことだった。アウマが「その死んだ人はどうなるのですか?」と聞いたらウイルソンはいとも簡単に「地に帰るだけさ、それ以外にどこに行くのさ」と答えた。
◎私もケニア旅をしてマサイ族の家庭の家の中にも案内して貰いました。文明とはかけ離れた生活をしている部族です。其の部族の人がいとも簡単い亡くなったら「地に帰るのさ。それ以外何処に行くのさ」と簡単明解の答え。そう言い切る生き方をしている。文明社会とは大きく離れた原始的な生活の人が文明社会の最先端で生活している私達令和の日本人が解けない死後の世界を明快して居る事は大いに考えさせられる。
御指摘のように宗教を基調にしっかり学んでいる人、生活習慣で先祖を祀るのは家系のしきたりだからといって生活している人には仏教では輪廻転生の教えなのでそう考えている人がいるかもしれないですね。私は生も仏死も仏の生成永遠論を信じて過ごしています。 (2020.08.06 08:20:41)

 Re:人は死んだらどこに行くのかーアフリカケニアの警護の男性の話によると・・・(08/05)   moto,jc さん
こんばんは
地に帰る というのはいかにも宗教的ですね (2020.08.06 15:15:24)

 生命は永遠であると私も思っています   楽天星no1 さん
kkkdc796さんへ

「私は生も死も同じで仏の生命の永遠論を信じて過ごしています」

私も仏教を信じており生命は永遠であると思っています。従って「人は死んだらどうなると思う」と聞かれたら「生命は宇宙の中に溶け込み縁に触れてまた現れてくる」と答えようと思います。でもそれには明らかな目に見える証拠はありません。だから「そう思っています」と答えるだけです。「絶対にそうです」とは言いません。

kkkdc796さんは世界80か国も旅しているのでもしかしたらケニアにも行っているかなと思いましたがやはり行っていたのですね。世界には色々な民族、人種が住んでいますので大変勉強になりますね。 (2020.08.06 15:15:30)

 宗教によって死後に行くところは違う   楽天星no1 さん
moto,jcさんへ

マサイ族は地に帰ると言っていましたがゾロアスター教やユダヤ教も地に帰ると言っているみたいですね。結局それが一番確かなことかもしれませんね。
仏教では生命は空気の中に溶け込んでいくと説いています。これも正しいように思いますが「実証は」と言われたら確かさでは「地に帰る」に敵わないかなと思いました。
(2020.08.06 15:22:14)

 Re:生命は永遠であると私も思っています(08/05)   kkkdc796 さん
楽天星no1さんへ

私は生も死も同じで仏の生命の永遠論を信じて過ごしています
◎私が言うのは生きている時も仏、死んでも仏という意味です。
生きている時に人の為に尽くす、奉仕の心を燃やす、王道の生き方を心掛けるという境涯が仏
死ねば当然穏やかな仏の境涯で宇宙のリズムに溶け込んでいく。穏やかでないなら仏でないですよね。難しいですよ。そうして又願兼於業で自分が願ったところに生まれ変わってくる。生命永遠論の其の願兼於業の中身は凡夫の私達には判りません。
奥の深い生命論です。このお話は長い長いお話になりますね。 (2020.08.06 17:17:48)

 生きている時も仏、死んでも仏という意味   楽天星no1 さん
kkkdc796さんへ

生きている人すべてが仏で死んだら再度全ての人が仏になるということでよろしいでしょうか。すべて人間は仏なのにそれに気づいていない人が多いのですね。日本では死ぬと「仏になった」と言いますので死んだら仏になるということは理解できますが、生きている人間に向かって「あんた本当は仏なんだよ」と言っても理解できないかも知れませんね。
この仏の概念は国によっても宗教によっても違うと思います。仏教では本来全ての人間は仏種を持っているが日々の行動によってそれを現出できている人とそうでない人がいるのが現実のように思います。そして死ぬ時にその人の集大成が示され、成仏できる人と成仏できない人に分かれるのでしっかり信心修行しなさいとの教えがあったように思います。 (2020.08.06 18:22:44)

 Re:人は死んだらどこに行くのかーアフリカケニアの警護の男性の話によると・・・(08/05)   ご隠居 さん
私は祖先を尊ぶ単なる仏教徒ですが、生物の死は単に地に帰る。科学的物理的にも終わりだと考えています。

ただ、人間の世界には記憶や心や歴史があり、死んだ人間が生き続ける世界は生きている人間の心の中や文化や歴史の中のみだと考えています。

人間が死んで残るのは生きている人間の心の中の記憶や歴史、文化の中。だからこそ、その人間の生き様こそが価値観だと考えております。

私は家の初代から2代目の祖父、父、母や親族等記憶にあり、母や私たち夫婦、息子夫婦や6代目に当たる孫等を結ぶ最後の人間です。

母には曾孫が居ますが、私には曾孫までは年齢的に見られません。
後期高齢者になった私としては、次世代に繋ぐ役割ことが生命だと考えております。 (2020.08.07 00:17:47)

 生命は永遠の意味   楽天星no1 さん
ご隠居さんへ

「人間が死んで残るのは生きている人間の心の中の記憶や歴史、文化の中。だからこそ、その人間の生き様こそが価値観だと考えております」

長嶋茂雄さんは「読売巨人軍は永遠に不滅です」と言いましたが戦争があったり、親会社の倒産などでなくなることもあるかも知れませんが皆さんの心の中に永遠に生き続けるという意味だったかも知れませんね。
生命は永遠であるとよく言われますが生物的生命と宗教的生命と人の心の中に宿る生命などでその意味が違うかも知れませんね。私は人の命は永遠で死んでも生まれ変わると思っていますが、現在のような人口減少の国土では総ての人が生まれ変われていないのでその人たちの生命はどうなっているのかと思案しています。 (2020.08.07 08:54:37)


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