今が生死

2020/08/31(月)21:41

総理大臣の決め方

政治(491)

安部総理の辞任を受けて後継総理の選出について議論されている。絶対多数の自民党総裁が総理になるのはほぼ間違いないので、自民党総裁に誰になるかが注目されている。その選出方法を一任された二階自民党幹事長は明日の役員会で党員投票は省略して国会議員と各県3人ずつの県民票で総裁を決める方法を提案するようだ。 党規約で定められている国会議員票とそれと同数の党員票を加えての選挙戦になると党員に人気がある候補者が当選する可能性があり、それだけは避けたい党執行部が党員を除外して選挙しようとしていると思われる。党員の支持する人はほぼ一般国民の支持する人と同じである。国民の考えや支持を無視して総裁を決めようとするのは国民不在の総裁決定方法で国民の一人として賛成できない。今朝の新聞では菅官房長官が立候補の意向を固め二階派ほかいくつかの派閥が支持して当選の可能性が高くなっているとのことだった。菅官房長官は安倍政権の番頭として安倍政権を支えてきた人である。安倍首相が辞任したのは健康問題もあるが内閣支持率が30%前後と最低になっていたことも関係があると思われる。菅さんはその支持率が最低になった政権の責任者である。支持率最低の責任を取らなければならない人が次期総理を目指すのは道が外れているように思う。アメリカでは大統領は国民による選挙で選ばれる。日本では議員内閣制なので国会議員の中から総理大臣は選ばれる。どちらがいいかについては一長一短があり、日本ではいまだに議院内閣制を継続している。しかし国民から支持されない人が総理大臣になっても困る。そこで自民党では党員票制度をつくり、国民の声を少しでも反映できるようにした。しかし今回は緊急の場合なので党員票を省略するという。緊急の場合こそ国民の声を聴くべきである。党員票を省略するのは間違っていると思う。

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