2102914 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

今が生死

2020.10.13
XML
カテゴリ:感動したこと
今リハビリテーション中心の病院に勤めている。高齢者が多く大半が90才以上である。脳卒中や骨折などで体を自由に動かせなくなった人達の機能回復やパーキンソン病や認知症などの慢性疾患の進行を抑えるためのリハビリが主な仕事である。医師は発熱した時とか食事が食べられなくなった時などに検査したり、薬を処方したり、点滴したりするが常日頃朝から晩まで関わってくれているのは看護師であり理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)である。
廊下で右手、右足が効かないよだれをたらしているご老人を抱えながら歩く訓練をさせていたり、認知症で殆どのことが分からない人に絵を見せて辛抱強く説明したりしていて頭が下がる。
STは運動機能回復と日常動作(ADL)向上、生活の質(QOL)向上を目指すが脳卒中などで生じた麻痺は直ぐに回復するものではなく、悪化することもある。認知障害のために暴言を吐かれることもあるが笑顔で応対している。
OTは応用的動作能力、社会的適応能力回復のために、手芸や工作、ブロック積みなどの訓練を行うが呑み込みの早い子供に教えるのと違い進歩は遅々たるものだが諦めずに対応している。
STは話す、聞く、表現する、食べる、飲み込むを調整し訓練するスペシャリストである。PT,OT,STは何れも国家資格で国家試験に合格してきた人達である。技術もさることながら患者さんによりそうその優しさと辛抱強さに敬服している。一か月に一回受け持ち患者について医師、看護師、PT,OT,ST,ソーシャルワーカーの6人でカンファレンスを行うが皆さん真剣に各立場で現在までのリハビリ進行状況を説明し討議している。
ピンピンコロリが一番いいのかもしれないが脳卒中、認知症などで廃人同様の状態になってもこのように優しい人々がいれば、それほど暗い人生ではないかなと思った。






Last updated  2020.10.13 13:00:19
コメント(4) | コメントを書く



Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.