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テーマ:日本の作曲家・音楽家(18)
カテゴリ:テレビ番組
本日山梨県敷島町から見た富士山
朝ドラエールがいよいよ終幕を迎え、フアンは一抹のさみしさと終わり方への願望などを色々述べている。大変な苦痛を経験してきた村野鉄男が作詞家としては成功したが失恋した後のフォローがなく可哀そうだ。最終段階で娘の華の恋愛や結婚に時間を割きすぎてバランスを欠く。村野鉄男や別れた彼女がどうなったのか描いてもらいたかったなどの感想もあり、脚本家の構想の中でフアンはやきもきさせられてきた。思い入れの登場人物にこうなって欲しい、ああなって欲しいなどの願いが様々に込められるものだと思った。 私は志村けんさんが演じた小山田耕三さんについて書きたいと思う。 モデルは管弦楽団などを結成して指揮したり大学や高校、中学の校歌などを数多く作曲し、作詞が北原白秋等で赤とんぼ、野ばら、からたちの花、この道、ペチカ、待ちぼうけなど数多くの名曲を作曲した山田耕筰さんと言われている。 小山田はコロンブスレコードに古山祐一を入れてくれたが古山の得意の青レーベル(西洋音楽)ではなく赤レーベル(歌謡曲)に配属させ、随分辛い目に合わせた先輩として描かれており小山田は古山の才能に嫉妬し自分を脅かす存在になるのを恐れていたと描写されていた。 実際は古関裕二は山田耕筰の作曲教科書でひたすら独学で勉強して曲作りを学び、山田耕筰を師と仰ぎ私淑していた。しかし後年山田耕筰のふしだらな女性問題や金銭問題を見聞きして尊敬できないと思うようになり神のように崇めていた人だけにその落差が大きかったと思われる。 脚本家は古関の回顧録などから山田耕筰像を描いたのかも知れないが、実際はどういいう方だったのか分からない面もある。山田耕筰さんは日本の音楽界にあってはとびぬけた才能の持ち主であり、極めて大きな業績を残した人で、作曲家の父とも言われた人である。 しかしどんなに偉大な人でも私生活で尊敬できない面があったりするとこのような描かれ方をすることもあるのかなと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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