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テーマ:~決心~(2)
カテゴリ:読書
ツバキ(初嵐):昨日庭先でつぼみになっていたのを切ってきて室内に挿して置いたら今日開花していた。正月に咲く珍しいツバキとのことである。
今、宮本輝氏の「灯台からの響き」を読んでいる。2年前に奥さんに死なれてラーメン屋を閉めている康平は灯台巡りの旅をしている。灯台見学中に足を滑らせて右薬指の根元のところにヒビが入ってしまい長距離の運転は出来なくなった。そこに町内の友人カンちゃんこと倉木寛治の息子多岐川新之助が現れ灯台巡りの運転をしてくれることになった。既に結婚していたカンちゃんが福岡に単身で主張中多岐川と言う女性と知り合い妊娠した。しかし多岐川は中絶したと嘘を言って産んだ子供が新之助である。カンちゃんは何も知らずに出張終了後東京に帰り、多岐川とは縁を切ってきた。しかし数日前心臓麻痺でカンちゃんは死んでしまい新之助はそのカンちゃんの家を確かめたくて福岡から出てきて東京板橋のカンちゃんの家の近くで康平に出会ったのである。 新之助は18歳、既に結婚していて子供二人いる。福岡の多岐川は女実業家になり新之助に家庭教師3人付けて大事に育ててきたが出生の秘密を知りぐれてしまった。高校を2年の時中退して悪い仲間と付き合うようになっていた。康平が最初に会った時には髪を赤く染めいかにも不良のあんちゃんみたいだったが康平と康平の友人山下登志夫と話し合う中でカンちゃんを恨んだり憎んだりする理由がないことが分かり、母親(多岐川)をひどい女だと憎んできたが康平や山下の話を聴くうちにその憎しみも薄れてきた。3日後「自分が代わりに運転してやるよ」と康平の前に現れた時は別人と思われるようだった。高校中退者や高校に行かなかった者でも大学入学資格検定試験に合格すれば大学入試が受けられ大学に行ける制度があり、新之助はそれを受けることにしたのである。 作者は「人間は決意によってガラリと変わる」と新之助の変身を説明しているが、その通りだなと思う反面、その決意が途中で消えてしまったり違う方向に曲がってしまったりして、必ずしも一度決意すれば人間立派になるとは限らないと思った。 不良仲間とはきっぱり縁を切り、子供2人を立派に育て、大学にもいく、母親を憎まない、多岐川の事業を引き継いでいくと決意しても様々な誘惑があり、一直線にはいかないと思う。確かに決意は人を決めるがそれを継続しなければ元に戻るか変な方向に行ってしまうので決意だけでなく継続もなければ人は決まらないと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おぉ~お! ツバキが咲いていましたか? 初嵐という品種なのですね?
気になって調べて来たら江戸時代からの古典品種のツバキのようですね。 花付きもよく茶花や切花として人気があるそうですよ! (#^.^#) 宮本輝氏の「灯台からの響き」ですか? 今度図書館で探してみよう! ありがとう! おやすみなさいもう真夜中の2時近いです! トイレ介護してもう寝ます! (2021.01.04 01:55:37)
今、宮本輝氏の「灯台からの響き」を読んでいる。
高校中退者や高校に行かなかった者でも大学入学資格検定試験に合格すれば大学入試が受けられ大学に行ける制度があり、新之助はそれを受けることにしたのである。様々な誘惑があり、一直線にはいかないと思う。確かに決意は人を決めるがそれを継続しなければ元に戻るか変な方向に行ってしまうので決意だけでなく継続もなければ人は決まらないと思った。 ◎ツバキ(初嵐):昨日庭先でつぼみになっていたのを切ってきて室内に挿して置いたら今日開花していた。正月に咲く珍しいツバキとのことである。奥さんが丹精込めた庭で咲く花は素敵ですね。花好きの良い奥さんを貰い幸せですね。 人は何時でも発迹顕本ですね。決意、実行の反復で後は持続出来るかどうかがカギですね。人の世は誘惑が多いですからね。金欲、性欲、名誉欲、出世欲、強欲の我欲の宿業は測りがたしです。 今の政治家、役人はこの大穴にハマり込んでしまいもがき苦しみ生き恥をさらして生きていますね。 (2021.01.04 09:26:57)
だいちゃん0204さんへ
トイレ介護今年も大変だと思いますがよろしくお願いします。 初嵐のことは昨日初めて家内に聞いて私は知りましたが大ちゃんならきっと知っているだろうと思いましたが知らない品種もあるのだなと思って安心しました。 「灯台からの響き」推理小説ではありませんが、人生の機微について様々な角度から書いており面白いと思います。読書家の大ちゃんは推理小説しか興味ないのかと思いましたが他の本にも興味を示してくれて嬉しく思いました。 (2021.01.04 10:29:49)
kkkdc796さんへ
「人は何時でも発迹顕本ですね。決意、実行の反復で後は持続出来るかどうかがカギですね。人の世は誘惑が多いですからね。金欲、性欲、名誉欲、出世欲、強欲の我欲の宿業は測りがたしです」 おっしゃる通りですね。しかし我欲のない人はいないので我欲に捉われるか否かが問題だと思っています。我欲を持ちながらそれと上手に付き合って道を外さない生き方が大切のように思います。我欲を中心に据えて道をみるのではなく、道を先に診て我欲は道端の景色とみる生き方を私は我欲からの解放と名付けて精進しています。 (2021.01.04 10:42:05)
楽天星no1さんへ
我欲を中心に据えて道をみるのではなく、道を先に診て我欲は道端の景色とみる生き方を私は我欲からの解放と名付けて精進しています ◎1月1日の元日のブログで「人の幸せとは」を掲載しています。人の宿業は測りがたし。人の価値論も多彩。理屈では判っていても我欲に人は流されてしまう。 人の幸せとは、を価値論で分析しています。それが私の答えです。参考に読んでみて下さい。 (2021.01.04 13:57:29)
kkkdc796さんへ
kkkdc796さんのブログでの幸せと感ずる時は [誰もが共通した幸せだと感じるのは「人に愛されていると感じる時」。「褒めてもらったとき」。「人の役に立てることをしている時」。「誰かに必要とされている時」。「自分の事が好きと感じる時」]などが挙げられていましたが幸せと感ずるのは10人10色でそれぞれ違うと思いました。人の感じ方は様々で例えば最初に挙げられている「人に愛されていると感ずる時」を幸せと感ずる人もいれば「そんなことは当たり前で少しも幸せとは感じない」「愛されていると思えば却って重荷に感ずる」「それは子供の感覚ではないか」などと言った否定的な意見もあると思います。3番目に書いてある「人の役に立てることをしている時」についてはそれを幸せと感ずる人はかなり境涯の高い人で一般の人はそうは感じません。みなさんそのように感ずるなら社会は円滑になりますが実際はそうではありません。kkkdc796さんが言いたかったのはこのようなことを幸せと感ずるように各人境涯を上げて行こうではありませんか!ということではないかと思いました。 (2021.01.04 21:54:54) |