今が生死

2021/02/17(水)22:23

オリンピック・パラリンピック組織委員会の概観と新会長の任務

スポーツ(315)

東北や裏日本では豪雪や暴風雨など大荒れの天候だったとのことだが山梨では晴れ渡り富士山も綺麗に見えた。しかし風は冷たく寒い寒い一日だった。 東京オリパラ組織委員会の新しい会長に橋本聖子さんが決まりそうである。最初に組織委員会とはどんなものか概観する。2020東京オリンピックが決定した2014年にオリンピックの準備、開催、運営を行っていく組織として設立され、名誉会長に御手洗富士夫氏(キャノン社長)、会長1名、副会長が河野一郎氏以下6人、理事会、監事、評議員会、顧問会議(安倍前総理、菅総理などが所属)、13の各種スポーツ委員会などがあり、事務局には武藤敏郎事務総長(大和総研名誉理事)以下大勢の職員がおり、合計約7千人の役員や職員を有する巨大組織で、お金も数千億円を動かす大変な組織である。 それを取りまとめ仕切っていくのが会長の役割で設立以来森会長がその任に当たってきたがこの度の辞任により、新会長がその大役を担っていかなければならない。森前会長が川淵三郎氏にその役をお願いするにあたってはそれがいかに大変なことか身に染みていたので誠心誠意お願いしたことと思う。川淵さんもそれ程までにお願いされて男冥利に尽きると思い、涙ながらに引き受けることにした。しかしそれが世間の批判にさらされ辞退せざるを得なくなってしまった。会長職とは誰がなっても大変なことは誰でも想像できる。私が推薦した小谷実可子さんも何千億円の金を動かしIOCや諸外国とも交渉し、何千人という役員や職員を動かしていかなければならない。しかし私は小谷さんには花があるので実務は武藤敏郎事務総長にお任せしてもっぱら大組織の象徴的存在として職員や世間に対して明るく爽やかな風を送り込んでくれればそれだけで大きな役割が果たせると考えていた。 今度橋本聖子さんになった場合小谷さんよりは政治的交渉や駆け引きは出来るかも知れないが前任の森氏のような大きな仕事はできないと思う。しかし人それぞれに長所、短所があるものである。女性として森氏が気付かなかったことに気づくことがあるかもしれないし、橋本さんでなければできないようなこともあるのでそれを推進していくことはできると思う。新会長に決まった人は心を切り替えて自分なりにオリパラに情熱を注ぎ込んでもらいたいと思う。それと同時に理事会、評議員会、各種委員会のメンバーは新会長を全面的にバックアップしてもらいたいと思う。

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