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テーマ:もうすぐ小学1年生(12)
カテゴリ:感動したこと
庭のブルースター
脳梗塞後の96才女性患者さんを受け持っている。比較的に軽症だったので車いす乗車や歩行器訓練などが順調に行われ退院してもいい位までに回復した。 回診の度に「いつ退院できますか」「先生早く退院させて下さいと」言われる。一般病院は医師が退院OKを出したら退院できるがリハビリ病院では医師だけでは決められない。理学療法士、看護師、地域連携室やケースワーカー、医師などで話し合いをして決めている。 この患者さんの場合は入院前は一人で暮らしていて今度退院してもやはりそこで一人暮らしすることを考えているのだと思われるが、ケースワーカー達はそれは無理だと考えている。 施設に入れるか、家族と同居して家族に支えてもらう必要があると考えている。患者さんからみると毎日の回診時に医師の私に「早く退院させて下さい」と言っているが一向に実現しないので医師に不信感を持っているかも知れない。 私は「早く退院したいと言っていることを会議でスタッフの皆さんに言いますからね」と毎日同じ返答をしてきたが患者さんにしてみれば「この医者に言っても何の効果も無い」と段々打ちひしがれてきた。 所が昨日の回診では小学1年生の曽孫が入学式で桜の木の下で撮った写真を見せてくれながら嬉しそうに孫の事やその子供(曽孫)の事を話してくれた。 昨日ばかりは「早く退院させてください」とは言わなかった。曽孫の立派な小学生姿を見る目には涙が滲んでいた。私も改めてその小学一年生の写真をみたが、小学一年生と言うだけでジンとくるものがあった。 小学1年生の姿を見るのは親が一番嬉しいと思う。いや親以上に祖父母が嬉しいかもしれない。患者さんの場合は曾祖母になるがやはり大変嬉しそうだった。 小学1年生と言うのは親にとっても祖父母にとっても曾祖父母にとっても特別な存在なのだなと思った。患者さんは入院していたので曾孫の入学式には出れなかったが曾孫の立派な姿を写真で見て心を動かされたのだと思う。 この4月、日本中に多くの小学1年生が誕生した。大人たちに祝福された旅立ちである。立派な大人になって日本や世界をリードしてもらいたいと願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ホンとになぁ~! 孫やひ孫の成長を見るとやはり嬉しいですね。(^_-)-☆
入学式のお写真を見られただけでも喜んで居られるのなら、面会が可能なら尚更嬉しいでしょうね。 お庭にブルースターもあるのですね。 育てられるのは大変でしょうが、やはり花を眺めると心癒されて良いですね。 (2022.05.18 11:09:48)
退院して一人暮らしは、96歳では無理と思います。本気で思っておられるのなら、彼女、認知症気味と思います。私だったら、病院から追い出されるまで、病院で世話になります。三食付き、介護医療付き、掃除洗濯なし、天国の様な病院です。よく、自宅で死ぬのが理想という人が多いですが、自宅で世話する人がいて、そんな恵まれた環境の人のことだと思うのです。
(2022.05.18 11:33:20)
だいちゃん0204さんへ
[入学式のお写真を見られただけでも喜んで居られるのなら、面会が可能なら尚更嬉しいでしょうね] ほんとにコロナのお陰でどんなに人生の喜びが奪われたか知れません。面会できればきっとこの患者さんは回復するだろうと思える患者さんも面会禁止のお陰でどんどん悪くなったと思える症例はかなりありました。 ブルースターも毎年咲くので当たり前のことと思っていましたがだいちゃんが言うように育てる人がいるから毎年咲くのでしょうね。 (2022.05.18 21:03:55)
ケイサン9574さんへ
「退院して一人暮らしは、96歳では無理と思います」 別の96才の女性が来週退院しますがその方も一人暮らしで息子さん夫婦は少し離れた所に住んでいます。 昔は90歳過ぎて一人暮らしはあり得ない事でしたが今ではそういう方はいっぱいいます。 この患者さん確かに認知症もありますが、家族が近くに住んでおり、今までそれで生活出来ていたのでその生活を望んでいるようです。明日その患者さんについてケースワーカー、看護師、リハビリ担当者、医師で話し合いをしますが、ケースワーカーは施設を探してくれています。患者さんの気持ちも尊重したいと思いますので退院後の方針決定は難しいです。 (2022.05.18 21:16:41)
私は「早く退院したいと言っていることを会議でスタッフの皆さんに言いますからね」と毎日同じ返答をしてきたが患者さんにしてみれば「この医者に言っても何の効果も無い」と段々打ちひしがれてきた。
◎庭のブルースターが綺麗に咲きましたね。花は潤いを与えてくれますね。眺めて楽しませてくれる。あのの人に会うと元気をもらえる。褒めてもらえるから会うのが楽しいといわれるような人になりたいです。 脳梗塞後の96才女性患者さんを受け持っている。比較的に軽症だったので車いす乗車や歩行器訓練などが順調に行われ退院してもいい位までに回復した。 98歳まで生きた。好きなようにしてあげるんが一番です。医師、病菌磯の人を尊重して最後はその人が過ごしたいようにサポートする心が満ち溢れてほしいです。病院で最期を迎えるのは好ましいことで無いと思います。本人が望むところでああ私の人生は良かったと思いながら幕を引いてもらいたいですね。そのお手伝いをするのが病院ですね。 98歳の人の願いをかなえてあげることはことは治療以上に大切な人としての仕事でないでしょうか。 98歳の患者の願いをサポートする人間性溢れるところが膨らむことを大切な様に思います。。 (2022.05.19 08:45:20)
かんぼうさんへ
[96歳の人の願いをかなえてあげることは治療以上に大切な人としての仕事でないでしょうか] 私もそう思います。今日これからその患者さんについてのカンファレンスがあるので、できうる限り本人の希望に沿って環境整備するように話そうと思っています。 (2022.05.19 13:26:05) |