今が生死

2024/05/04(土)11:05

サプリメントの功罪

健康(1168)

アルテッシモ(バラ) 小林製薬の紅麴サプリ、悪玉コレステロールを低下させるとするコレステヘルプ服用者で腎臓機能障害の患者が続出して大きな社会問題になっている。 近年、病気になってからでは遅いので予防医学の重要性が叫ばれ、ビタミンやミネラル、タンパク質、良質の脂質、記憶力を回復させる物質などを含有するとする健康食品を摂取する人が増えている。 2019年の20歳以上の男女についての厚労省調査では体調が悪いので服用する人もいるが大半の人(70%位)は健康維持、増進の為に服用しているとのことである。その調査で何らかの健康食品を摂取している人は男性3割、女性4割弱摂取しているとのことだった。それを摂取したために本当に健康が保たれ、増進できたかの科学的実証は行われていない。アメリカでは成人の約8割は健康食品を摂取しているとのことで、日本でもその摂取率はさらに上昇していくことが考えられる。 昨日の朝の教育テレビ「今日の健康」では肝臓に良いとされる健康食品「うこん」やハーブを摂取して肝炎を起こした症例の報告があり、サプリメントと病院で貰った薬を一緒にのんでいてやはり肝炎を起こした症例の報告もあった。 「このサプリメントは健康によいです」との宣伝につられて、多くの人に利用されているが、医薬品と違って効果の実証や副作用の提示などは求められていない。今度の小林製薬の問題を受けて何らかの規制をすることが検討されているが、何と言ってもそれを摂取する各個人の選択眼が問題になる。摂取する場合は、昨日の「今日の健康」でも言っていたが、医師や薬剤師に相談してから摂取するのが良いと思われる。

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