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今が生死

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2025.01.19
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カテゴリ:生き方


中村天風(ナカムラテンプウ)さんの紹介
1876年(明治9年)7月30日、東京府豊島郡(現東京都北区王子)で生まれる。本名、中村三郎。1904年(明治37年)、日露戦争の軍事探偵として満洲で活躍。帰国後、当時死病であった奔馬性肺結核を発病したことから人生を深く考え、真理を求めて欧米を遍歴する。その帰路、ヒマラヤの麓でヨガの聖者カリアッパ師の指導を受け、病を克服。帰国後は実業界で活躍するも、1919年(大正8年)、突如感ずるところがあり、社会的地位、財産を放棄し、「心身統一法」として、真に生きがいのある人生を活きるための実践哲学についての講演活動を始めた。

天風さんの講演録が多く出版されていて、本書や「運命を拓く」などが代表作である。その思想の中核は人間には宝が詰まっている。しかしそれを知らない人が多い。金庫を開ける鍵がなければ何もないと同じである。心の置き所が積極か消極かというだけで人生の幸福の宝庫が開かれるか否かが決まる。積極思考をして幸福境涯を拓こうという教えで、この教えを忠実に実行して人生に成功を収めた人は多い。
これらの本を読んで感じたのは人間の心には良いこと(宝物)もあるが悪いこと(邪悪なもの)も含まれており、邪悪なものを野放しにしていたら不幸になったり悪者になったりする。人間は真、善、美を目指し、邪悪なものを切り倒し、宇宙の聖なるものと心を通わせることによって幸せになれると説いているが、これは人間の脳の解剖にも通ずるものだと思った。
よくどんなに立派な人でも完全な人はいないと言われるが、人間の脳はほぼ皆さん同じである。立派な人でも悪い要素も備えているのである。良い信念を煥発した人が立派な人なので、常にそれを心がけていることによって立派な人になれるかもしれないが、元々の邪悪の心が消えてしまった訳ではない(冥伏)ので心して行く必要があると思われた。






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Last updated  2025.01.19 18:33:03
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