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今が生死

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2025.01.24
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カテゴリ:生き方

この寒い冬でも青々と葉を茂らせている葉期のヒガンバナ

毎年冬になると殆どの植物が枯れてなくなり一面が殺風景な景色になる。しかしこのヒガンバナは9月のお彼岸の頃真っ赤な花を咲かせて10日くらいで枯れて地上からなくなるが、他の植物が枯れていく11月ごろ葉だけ出てきて寒さにじっと耐えながら冬を越す。周りに何も生えていないのでその鮮やかな緑はひときわ人目を引き付ける。何のために花期、葉期と分けて成育するのだろうかと不思議に思う。
この植物を餌にしている動物がいるならその動物の為かも知れないが、この植物には毒性があり、これを食べる動物もいない。もしかしたら人間に見せるためにこのような生育パターンを示しているのではないかとこの頃思えてきた。
まわりのみんなが寒さで枯れてしまっても自分は寒さをじっと耐え、寒さが終わって周りで草花が芽を出し花を咲かせる春になったら自分は消えていく。そして9月になったらいきなり土中から花芽を出して花を咲かせて消えていく。
心や体の弱い人に自分の一生を示して「どんなに辛い時、厳しい時にもじっと耐えて下さい。そうすれば時がきたらきっと素晴らしい花を咲かせることができますよ」と教えてくれているのではないかと思う。私は寒がりで朝起きる時などやっとの思いで肘をつき膝を曲げて布団から出てくる。高齢になり、やらなければならないことも中々始められず、やり始めても処理時間が随分かかる。畑仕事などやると刈り取った草を片づけたり、使用した用具をかたずけたりする時、自分で思う以上につかれて余りの老体ぶりに愕然とする。
ヒガンバナは寒風や氷のような厳しさにも毅然と耐えている。私を「見習いなさい」と教えてくれているのかも知れない。ヒガンバナが厳しい外界との戦いに毅然たる姿を示すのに対し、我々人間は寒さ暑さなどの外界との戦いもあるが、内部的な老化、衰えとの戦いもしなくてはならず、少し違うところもあるかもしれないが、毎日私達に元気な姿を示してくれているのは「どんなことがあっても私達が元気でいるように、老化も含めて負けたり落ち込んだりしないで下さい」と示してくれているのだと思って、気持ちを入れ替えていこうと思う。






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Last updated  2025.01.24 14:15:56
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