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今が生死

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2025.02.04
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カテゴリ:健康


今「リハビリテーション診療update」を読んでいる。リハビリテーション医療は比較的に新しい分野でその内容は常にupdateされてきた。Rehabilitationと言うのは、復権とか復位と言う意味で体についていえば障害を受けた体を元通りに直すという意味になる。
リハビリの歴史を振り返ってみると1941年に大東亜戦争がはじまり、戦地で怪我をした傷痍軍人の機能回復や義手、義足製作などに始まり、1965年に理学療法士、作業療法士法が制定され、ポリオ、リュウマチ、脳性麻痺、脊髄損傷などがリハビリ医療対象になり、1970年頃から脳卒中、頭部外傷なども対象になり、1985年頃から心臓病、呼吸器疾患が加わり、1998年には言語聴覚士法が制定された。2000年からは難病や廃用症候群が加わり、2010年にはがん、認知症が加わり、2015年には精神疾患、耳鼻科系疾患が加わり、2020年からはコロナ感染後遺症のリハビリも加わって、殆どの病気のリハビリが法的に認められるようになってきた。
リハビリというと、骨折や脳梗塞、脳出血後の麻痺患者さんの機能回復と思っていた方もおられると思うが、今では心臓病以下精神疾患までほとんどすべての病気が保険点数的にリハビリ医療を認められており、リハビリ病院では殆ど全ての病気の患者さんを担当させて頂くことになる。
一般病院では脳外科、循環器科、呼吸器科など各科が細分化されているが、リハビリ病院ではそれら各科の患者さんの内リハビリを必要としている患者さん全てを受け入れて治療することになる。
9人いる当院の医師は各科の専門医なので、各科連携してコンサルトを受けたり、助言したりしながら治療を行っていくようにしている。リハビリはまだまだupdateしていく奥の深い医療分野なのでよく勉強しながら診療を進めていきたいと思っている。





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Last updated  2025.02.04 22:27:15
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