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テーマ:知識(97)
カテゴリ:読書
![]() 今日も池田氏とトインビー氏の対談録から「知識人と大衆」について話し合った内容を紹介したい。昨日も書いたが、両者は年齢も育った環境も立場も違うので意見が違うこともあっただろうに、よくも10回以上も会って対談を続けたものだと思った。二人には宇宙や人類に対しての願いに共通のものがあったからだろうなと思った。 トインビー氏「人間がもつ最も重要な側面は、黒人であるとか白人であるとか、仏教徒であるとか儒教者であるとか、ユダヤ人であるとか異邦人であるとか、知識人であるとか無教養の人であるとかの前にまず皆同じ人間だとの認識が必要です。我々が住むこの大宇宙の神秘性というものは知識人にとっても知識人以外にとっても同じことです。ある社会が知識人と大衆に二分され、互いの疎外感がある時、それは既に社会が不健康であることの兆候です」 池田氏「知識人であるにせよ大衆であるにせよ、現在最も要請されるのは世の不正をみて何らかの変革を目指そうとする姿勢だと思います。歴史を真に動かすものは特定の階級やグループではなく人間一人一人であるとの自覚を持つべきだと思います。よりよい社会を築こうと決意する中に知識人と大衆の疎外が取り払われ、強い連帯が生まれてくることを期待しています」 トインビー氏は著明な歴史家でロンドン大学の教授をしていたが、ギリシャ・トルコ戦争を視察調査した結果、今まで信じられてきたギリシャが正しくトルコが悪いのでなく、その反対のギリシャ側が間違っていたとの結論に達し、良心に従いこの問題の正邪を発表することにより、教授を辞めることになった人である。 トインビー氏も池田氏も共に信念の人で人生の深淵について話し合っており、人生の指針になる本だと思って夢中で読んでいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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