知ることで親しみが増す
ラムズイヤー(子羊の耳):シソ科スタキソ属、原産;コーカサス、イラン、花言葉;あなたに従うこの花は毎年玄関のわきに咲くが葉がビロードの様でやたら増える。花もそれほど綺麗でないので、気持ち悪い花として、毎年刈り取ってきたが、懲りずに毎年生えてきて粗末な花を申し訳ないように咲かせていた。今回花の名前が分かり、葉が羊の耳に似ていることから羊の耳と言われ、葉はびろうどのようで愛らしいと書いている人もおり、名前が分かってみると急に親しみが湧いてきた。今まで粗末に扱ってきて済まなかったと心から思った。特別美しい花なら兎も角、グロテスクな花はそれが知られない内は気味悪がられたりする。外国人等も知らないうちは毛唐などと言われて忌み嫌われた。知り合ってみると何のことはない愛嬌があり親しみが湧く。日本人同士でも同じだ。タイプの違う人間は警戒したり、避けたりする。でもその人を何かの機会に知って見ると意外と親しみが湧いてきてなぜこんないい人を避けたり嫌ったりしていたのかと不思議に思うことがある。病気でもそうだ。知らない病気だと恐れおののき不安でどうしょうもなくなる。それが既知の病気だったり、検査の結果どういう病気か明らかになると安心して親しみが湧きその病気と付き合いながら戦っていこうという気持ちになる。世の中には得体の知れない病気が沢山ある。それらも研究してよく知るようになれば扱いやすくなる。ラムズイヤーに罪滅ぼしするためにも病気についてもっともっと勉強していかなくてはと思った。