世界とつながる喜びーマルタ共和国の紹介
3年前の今頃の武田神社の紅葉、今年は温暖期が長くまだしっかり紅葉していなかったので3年前に撮影したものを使わせて頂いた。毎週土曜日朝6時35分からの世界探訪番組「基礎英語を学んでみたら世界とつながった」という番組を観るのが楽しみである。世界のあらゆる国を訪問してその国の暮らしぶりを紹介してくれる番組である。11月18日の土曜日はマルタ共和国の紹介だった。ご夫婦と双子の娘さんの4人で街の紹介や自宅での暮らしぶりを紹介していただいた。娘さんは学校でダンス部、機械体操部に所属して楽しそうだった。昔城壁で囲まれていた遺跡や、風光明媚な環境、のびのびと育っている子供たちなど素晴らしい国なのだなと思ったが詳細は知らないので調べてみた。地中海中心部にあるマルタ島、ゴゾ島、コミノ島などからなる島国で面積は316㎢で日本の約1,250分の1で東京23区の約半分の小さな国で人口は44万人とのことだった。新石器時代から人間が生活しており、共和制ローマ時代に地中海貿易で繁栄した。第一次、第二次大戦ではマルタ沖で海戦がしばしば勃発し、戦後イギリス領になったが、1964年にイギリスから独立し1974年に共和制に移行した。エネルギー資源がなく石灰石産出位で食料自給率は20%位である。食料水は近くのイタリア半島から輸入している。労働者が勤勉で貿易を中心にした経済で電子、繊維、観光が主な産業である。教育は無料にして将来経済成長を支える人材育成に励んでいるが、現実は15歳以上の労働人口で小学校などの初等教育のみで終わる人が全体の53%で識字率は92.4%で7.6%の人は字が読めないのである。調べてみたら結構大変な国なのだなと思った。テレビに登場した家族は家の大きさなどから見て相当恵まれた家庭だったのだなと思った。日本に生まれ、日本で育ち、日本で働かせてもらっているのは幸せなのだなと思い、地球の果てなどで暮らしている人たちに対し、同情、同苦し、援助ができる人間でありたいと思った。