カテゴリ:ベトナム政治・経済・社会観察
先日25日の日記で紹介したベトナムの「三個代表」論争、ベトナム共産党員の要件についてですが、割りと庶民派のTuoiTre紙にしては硬派に昨日、今日も続けて各方面からの意見を掲載。前回の保守派の論客(であろう方)に対比させるように、昨日27日にはその論調に対する読者の意見(多くはその論客の私営企業家排除論に反対)、そして今日28日には民間ビジネスマン(といっても元軍隊幹部でもあったそうですが)の意見を一面を割いて載せていました。
「誰が誰を搾取しているのか?」という見出しの下で、私営企業の生み出している雇用が多くの人の就業機会となっていること、ビルゲーツのような成功者は社会に対する慈善事業も行っていることなどを引き合いに出しつつ、「民間セクターにいる労働者は国営セクターよりは搾取されていないと信じている」なんていう、ちょっと挑発的とさえ思えるコメントも。結構議論っぽくなってきて面白い感じ。 けれども、一般メディアでもこれ程大きく私営企業家の入党、そして党員のビジネス参加容認論が叫ばれているところからも、世論はその方向になびいているように思えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月28日 23時25分33秒
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