2006/12/19(火)13:09
閉店ガラガラ・・・
彼の家の近くに「一休庵」という昔ながらの定食屋さんがある。
しかし先日、閉店してしまった・・・。
このお店はとにかく「早くて、安くて、ウマイ!」
一番美味しいのは「豚の生姜焼き定食」と「チャーハン」。
私も彼も超お気に入りのお店だった。
私の「お気に入り」になるには条件がある。
その条件とは・・・
まず、「米が美味しい事!」
硬めに炊いたごはんがBest!
茶色い柔らかい部分など入っていたらもぅOut!!
どんなにおかずが美味しくとも、もぅ食べる気などしなくなる。
その次!「お冷はおいしくて冷たく、自分で注げる事!」
私はご飯を食べる時は必ず水を沢山飲むので
店員を呼ばなきゃ水がもらえないところはめんどくさい。
セルフサービスの方が良い!そして絶対においしくて冷たい事!
ぬるい水など飲めるかァアアっ~!!
さらに、テレビにマンガ、週刊誌などが沢山置いてあり読み放題!!
これサイコ~!!!(私の大好きな「いな中」のマンガが置いてあった。
彼と行くとお互いマンガに読みふけり店を出るまで会話も無くなるが
特に問題なし。)
↑↑↑以上・・・これらの条件をクリアしていた「一休庵」だったので
ヒジョ~に残念でならない・・・。
いつも行くとお客さんが沢山居た。
私は2、3年ほど前から食べに行っていたが今まで、女のお客さんが入って
いるのを見た事がない・・・。彼も小さい頃から食べに行っているが
一人も見た事が無いという。確かに女の人が入るようなお店ではない。
お世辞にもキレイとは言えない。でも私は大好きだった。
閉店までの3日間。彼は通いつめることを断言した。
大好きな「豚の生姜焼き定食」を食べる為に・・・。
最後の2日間は私も一緒に通うことにしたのだが、閉店当日・・・・
彼の会社の人と三人で行く事になった。
閉店1時間前に行ったのだが、行く前に「今日は最後の日だからって
超混んでたらど~するぅ~?!もしかして食材が無くなって作れないとか
早仕舞いとかしてたりしてぇ~!」と私達は笑いながら話していた。
「そんなんだったらオレ~泣いちゃうかもよ~!!」
と彼も笑いながら話していた。
私は内心「いくらなんでもそんな事ないやろ~っ」と思っていた。
行ってみると店はまだ開いていた。しかし店の前はやたら車やバイクが
置いてあり不安がよぎった・・・・
扉を開けてビックリっ!ほぼ満席状態:::。
店のおじさんが出てきて「せっかく来てくれたのにごめんねぇ。今日は
ずっとこんな状態でもうご飯も何も無くなって作れないんだよぉ~・・・」
・・・ガぁ~ン・・・ガぁ~ン・・・ガぁ~ン・・・
彼を見るとホントに泣きそうになっていた・・・・。
「分かりました・・・じゃあまた・・あっ「また」は無いのか・・・」
もう二度とあの「豚の生姜焼き定食」は食べられない・・・。
それからと言うもの彼は私に「あの一休庵と同じ味の生姜焼きを
作れるようになれ。」と言う・・・。
あの味が出せたら私が「一休庵」を継いでいるに違いない・・・・。