音楽刺激とトランポリン運動が1回目から効果
音楽刺激とトランポリン運動が1回目から効果*中崎 喜英:脳損傷後,遷延性意識障害に対するリハビリテーション 音楽運動療法を施行した3例の紹介、倉敷中央病院年報、65、143-145、2002http://www6.plala.or.jp/brainx/recovery2000.htm(292-294) 79歳女性は、左慢性硬膜下血腫、術後高血圧性脳内出血。音楽による刺激とトランポリンによる上下運動の組み合わせによる音楽運動療法を週1回施行したところ、1回目施行翌日、家族は「今日は全然表情が違う、目が合うし、私を追っている、良いほうの手を動かして私の手をにぎる」。 交通事故による頭部外傷の28歳男性は、音楽による刺激とトランポリンによる上下運動の組み合わせによる音楽運動療法を週1回施行したところ、第1回目より家族は「見たことのない表情だった」。以後、施行に伴ない、表情の変化、周囲への関心や意志の表出もみられるようになった。 交通事故による頭部外傷の36歳女性は、音楽による刺激とトランポリンによる上下運動の組み合わせによる音楽運動療法を週1回施行したところ、,第1回目より家族は「見たことのない表情だった」。以後、施行に伴ない、表情の変化、合目的な運動が出現、周囲への関心や意志も表出するようになった。