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今回は、売買ルールの実現可能性として「売買単位」について考察します。
パイロンでは、トレード予算を事前に確定させておいてそれに見合った範囲内の売買を実施することになっています。 ここで、「金額の指定」を指定すると、1トレードに投入する金額の上限を決定したことになります。 他にも、「株数の指定」(1トレードで売買する株数)や「売買単位の固定」(1トレードで売買する単元数)という指定もありますが、トレードに投入する資金がバラバラになって現実的なトレード環境にそぐわないので、使用すべきではありません。 したがって、「金額の指定」という条件だけを想定します。 例えば、1トレードの予算を100万円としておくと、その資金の範囲内でトレードを実施することになります。 このような設定においては、600円で最低売買単位が1000株という株式の場合、シミュレーション上で買い付けるのは1000株ということになります。 また、別の例では、330円で最低売買単位が1000株という株式の場合、シミュレーション上で買い付けるのは3000株ということになります。 そうなると、微妙な問題が出てきます。2番目の事例で330円であれば3000株を買い付けることが出来ますが、株価がちょっと上がって334円であれば2000株までしか買い付けることができないと点です。 株価の変動が起こればこのような問題はちょこちょこ発生します。 これをどうするかについては、皆様の資金量とのご相談だと思います。あまり固く考えず、「あくまでもシミュレーション上ではそうに計算される」という程度に考えるべきだと思います。 そもそも1トレード100万円というのは一つの目安であり、「100万円を1円でも上回ってはいけない」というように神経質になることにそれほど意味はないかと思います。 もちろん、自己の資金量から1トレードにかける予算の目安は事前に決めておいてそれを破って大きな玉を建てないようにすると言うのは大事ですが、多少のずれくらいは許容しても良いのではないかと思います。 したがって、1トレードの予算が100万円であるならば、100万円を少しオーバーする部分については裁量の余地があっても良いのだと思います。 また、同時に複数の銘柄に売買シグナルが出た場合に使えますが、それらの平均予算が100万円という形でトレード額を調整するのも一つのやり方だと思います。 いずれにしても、シミュレーション結果と現実とが大きく異なるという問題には発展しないということです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月21日 08時57分28秒
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