万事適当

2011/03/31(木)20:13

ゴーマンかましてよかですか15

ゴーマンかましてよかですか(22)

プロ野球セ・リーグの開幕問題が、ようやく決着した。今日の朝日新聞にあった小さな声、権力の横暴止めたと題した記事が興味深い。拙者も気になって、動向を追っていた事もあり、この記事に沿って検証してゴーマンかましてみようと思う。まずは、この記事の全文から。  今回のセ・リーグの起こした騒動をいま一度振り返っておきたいと思う。東日本大震災は3月11日に起こった。  巨人は16日に東京都内で激励会を開いた。その場で巨人の渡辺恒雄会長(読売グループ本社会長・主筆)が「開幕を延期するとか、プロ野球をしばらくやめるとかいうのは俗説」と切り捨てた。  セは翌17日、予定通り25日に開幕すると発表し、世論と選手会が敏感に反応した。それでもセはこの発言に引きずられ、開幕を4日だけ遅らせたものの、パの4月12日にそろえる姿勢は見せなかった。東京でも計画停電が行われているさなか、東京ドームで試合することが、被災者感情を含めて認められるのか。  ついに、22日には高木義明文部科学相らからも4月中の東京電力、東北電力管内でのナイター開催自粛を求められる事態になった。  ことがここに及んでも、巨人・滝鼻卓雄オーナーは「開幕はお上(政府)が決めることじゃない」と発言するありさまだった。  さすがに26日に行われたオーナー会議では選手会の意思と世論に包囲される格好でセ、パ同時開催と4月中の東京、東北電力管内でのナイター自粛、東京ドームで試合を行わないことが決まった。  オーナー会議後の対応も対照的だった。加藤コミッショナーは「批判は甘んじて受ける」と世論を逆なでした反省の弁をまったく述べなかった。一方、新井貴浩・選手会長は「まずは、お騒がせしてファンの方におわびしたい」と話した。世の中にわびるべきはどちらなのか。  2004年の球界再編騒動と同様だった。一人ひとりの小さな声が集まれば、権力を持つ人の横暴を止められる。何があっても決してあきらめない。このことをこれから、スポーツの持つ力として、選手たちにはプレーで示していってほしい。大震災直後、様々なスポーツにおいて中止や延期が表明された。ミニバスも然り。全国大会をはじめ、この時期に行われる多くの大会が中止または延期となった。プロ野球に於いてもパ・リーグは開幕延期を決めていたが、セ・リーグがグズグズしていたのは、悪の権化ナベツネの発言があったからなんだな。 計画停電を実施せざるを得ない程、電力事情は厳しい。そんな中、電気食いの東京ドームで野球するのが何の役に立つのだろう。被災された人々に勇気を与える? 計画停電で困っている人々の賛同を得られる? がんばろう神戸でオリックスと被災地の人々が一体になって復興を進めていた阪神淡路大震災の時とは事情が違う。今は、早く開幕する事なんて意味が無い事態なのだ。 25日に開幕すると発表したのはナベツネ発言の影響。その後セ・リーグは開幕を4日遅らせるとしたが、その理由は「東京ドームで試合があるから」だった。滝鼻オーナーの「お上が決めることじゃない」発言発言もあったし・・・ どこまで自己中なんだか、ジャイアンツは。呆れちゃうよな。 そんな中、日本プロ野球選手会の新井貴浩会長は頑張ったよなぁ~。 「被災者の方々を思うと、僕のことなんて何ともないこと。真剣に野球をして、少しでも被災者の方に勇気を持ってもらえるように頑張っていきたい」「とにかくやり遂げるんだという、みんなの意思を確認している。覚悟はある」「12球団の選手会の意思を、団結して主張し続けたのが大きかった。選手会、ファンの声が届いた」「すごく大きな決断だったと思う。感謝している」と言っていた。爪のアカを煎じてナベツネ・滝鼻オーナーに飲ませてやりたいな。 ここのところ、やけにAC(公共広告機構)のTVコマーシャルが多くて、耳に付く。中に次のようなコマーシャルがある。おっと、これは関東限定のコマーシャルだったな。見てみたい方は、こちらから。 「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。 「馬鹿」っていうと「馬鹿」っていう。 「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。 そうして、あとでさみしくなって、 「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。 こだまでしょうか、いいえ、誰でも。開幕問題に1枚絡んだ蓮舫担当相。かつてナベツネが蓮舫担当相を「バカな女がいるもんだ」と言っていた。今や、日本中の人々がナベツネを「バカだ」と思っている。 こだまでしょうか、いいえ、誰でも。 【追記】 ちなみに、こんな記事を見つけた。巨人をミスリードした清武代表 球界を大混乱に追い込んだ主役 やっぱりなだよねぇ~。┐(?へ?)┌ヤレヤレ お気に召しましたら、こちらのバナーをポチッと押してちょ♪ →→→

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