万事適当

2022/01/31(月)19:20

オシリカジリムシ

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鹿児島大学は、鹿児島県出水市の干潟で採集したハゼの仲間の尻びれに、体長1ミリ余りの新種の甲殻類が付着しているのを発見し、おしりにかじりつくような様子から「NHKみんなのうた」の人気キャラクターにちなんで、和名を「オシリカジリムシ」と命名した。 鹿児島大学の上野大輔准教授によると、去年5月、鹿児島県出水市の干潟で採集した「チワラスボ」と呼ばれるハゼの仲間の尻びれに、小型の甲殻類がくっついているのを、大学院生が見つけた。 体長1.3ミリほどで茶色の体に甲羅を持ち「カイアシ類」のグループと考えられているが、あごの形などが特徴的で、上野准教授は新しい科の新種と結論づけ、24日、イギリスの学術誌に掲載された。 学名は発見場所の不知火海で見つかったことから「コレフトリア・シラヌイ」と名付け、和名については、あごを使って尻びれにかじりつくような姿から「NHKみんなのうた」の人気キャラクターにちなみ「オシリカジリムシ科」の「オシリカジリムシ」と命名したとのこと。 この「オシリカジリムシ」はこれまでに1個体しか発見されておらず、詳しい生態は分かっていないものの、生物の分類で「科」が新たに設立されるのは珍しいそうだ。 上野准教授は「親しんでもらえるような名前にしたいと思ったのがきっかけです。魚にしがみつき、表面の何かを食べていたのではないか」と話していた。 「おしりかじり虫」の作者のうるまでるびさんは、今回の研究成果について、「僕らが作った架空のキャラクターが本物になったと思い、びっくりしました。学術的な名前として世の中に残るのはうれしいです。どんどん次から次へいろんな“かじり虫”を命名できるよう、研究を頑張ってほしいです」と話していた。

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