大谷翔平 1日で生んだ“記録ラッシュ”
パドレス戦で、オープナーとして投手復帰するそうだけれど、まずは、こっちの話題から。ここ10試合本塁打がなく、湿っていた大谷翔平のバッティングだったが、久しぶりに14日(日本時間15日)のジャイアンツ戦で久しぶりに本塁打が出た。この試合で24号、25号の2本塁打を放ち、メジャー通算250本塁打に到達したのと同時に、複数の快挙を同時に成し遂げ、まさに“記録ラッシュ”となった。この25号には複数の記録が紐づく。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、大谷は「球団最初の71試合での最多本塁打数」で、2000年のゲリー・シェフィールド、1951年のギル・ホッジスに並ぶドジャース球団タイ記録を達成。また、「1番打者としてチーム最初の71試合で放った本塁打数」では、1996年のブレイディ・アンダーソンと並び歴代最多タイとなった。さらに米データ会社「オプタ・スタッツ」は「7月前にシーズン25本塁打・10盗塁・5三塁打を記録したMLB唯一の選手」として、2023年と2025年の大谷の名前を並列で紹介。150年以上のメジャー史上、この条件を満たしたのは自身のみで、かつそれを2度達成するという異次元の偉業だ。そして、この日最大のハイライトは通算250本塁打&150盗塁の“ダブル到達”だ。大谷は通算944試合でこの節目に到達し、アレックス・ロドリゲス(977試合)を抜いてメジャー史上最速を更新。打者としては929試合目での250号で、アルバート・プホルスの933試合を超え、こちらも歴代5位のスピードとなった。離せない。