コンピュータを創った天才たち
地元図書館で年に1回リサイクルフェアを催している。ここ何年か出掛けて、気に入った本を貰ってきて読んでいる。リサイクルに出される本は、30年位前の本が多いかな。就職して最も忙しかった頃で、興味はあったけれど読むヒマが無かった頃の本が出されている。今日、ここに書き留めるのは、その頃読めなかった本の1つ「コンピュータを創った天才たち」。人類が計算する事を必要としてきた大昔から、計算する簡単な道具を作り出し、メカで計算する計算機、電気仕掛けで計算する計算機と発展し、ついにスーパーコンピュータが登場するという時間の流れの中で、登場する人物が新たな計算機を作り出していく。時の流れにうまく乗って成功を収めた人、逆に流されるままに手柄を横取りされた人、名声を手にした人、評価を得られなかった人、実に様々な天才たちが登場する。産官学が複雑に絡み合って、人だけでなく、大学・研究所、会社の栄枯盛衰も激しい。現実の厳しさを思い知らされるドキュメンタリーといった本だったかな。コンピュータを創った天才たち ―― そろばんから人工知能へジョエル・シャーキン 著 /名谷一郎 訳ISBN 978-4-7942-0356-4定価 3,418円(本体3,107円)判型 四六判頁数 392頁初版刊行日 1989年10月30日原書タイトル ENGINES OF THE MIND