山登りのサークルには入っているけれど、1000メートル以上の山には登ったことが無い。
それも基本的には日帰りで行ける山で、近畿二府四県の山に限られる。その山にも新型コロナウイルスのせいで、半年以上も遠ざかっている。つまり会は6月から復活しているのですけれど、わたしが参加をしていないということです。
そんな山の話題を一つ。
でもこの山に登ることはきっとないと思います。『白山(はくさん)』です。
この『白山』は、日本の北陸地方白山国立公園内の石川県白山市と岐阜県大野郡白川村にまたがる標高2702mの ”活火山” です。これより以西には2000メートルを越える山は有りません。
『白山』は富士山、立山とともに『日本三霊山』に数えられている。
当然のごとく『日本百名山』『新日本百名山』に選ばれている。そのほかに『花の百名山』及び『新・花の百名山』にも選定されているのです。
このように霊山であり百名山でありながら、一方で ”白山は高山植物の宝庫” とも言われ、花の種類もたいへん豊富なんだそうで、固有種の数もたくさんあるようです。
つまり固有種とは ”ハクサン○○” と名の付く高山植物のことで、その数は18種類とも27種類ともいわれていて、その固有種の多さが分ろうというものです。
一部拾ってみると、<<ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、ハクサンチドリ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンイチゲ、ハクサンオオバコ、ハクサンスゲ、ハクサンイチゴツナギ、ハクサンサイコ、ハクサンハタザオ、ハクサンアザミ、ハクサンオミナエシ>> などの名前が出ていた。ほかにもまだまだあるようです。
白山より西には2000mを越える高山がないため、たくさんの高山植物の西限や南限となっているらしく、そのため早くから高山植物の研究がここでは進んでいたようです。
なおこの中で、<<ハクサンイチゲ、ハクサンオオバコ、ハクサンスゲを絶滅危惧種に指定し、ハクサンイチゴツナギ、ハクサンコザクラ、ハクサンサイコ、ハクサンチドリ、ハクサンハタザオを準絶滅危惧に指定している>> と出てきました。
一度この山には登ってみたいものである。