門外漢のねごとたわごとひとりごと

2023/07/12(水)07:06

掛け声の「どっこいしょ!」というのは…

言葉(言語)・文字関連(273)

先日書いた数珠の玉の数が108だというのは、”六根” からきていると書きました。 今回はその続編です。 修験者たちが山を行く時に「懺悔、懺悔、六根清浄、ざんげ、ざんげ、ろっこんしょうじょう」と唱えて祈りながら行く姿を、映像なんかではよく見る。<<その『六根清浄』とは、六根つまり人間の知覚である眼・耳・鼻・舌・身・意(心)のこと。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感に意識を加え、穢れに触れた時に神徳を以って清浄に保って救いを求めようとする祈願詞のこと>> もっと平たく言えば <<見たり聞いたり嗅いだり味わったり触ったり喋ったりするうえで生じる、得体のしれない欲望を清らかに浄化し、あるいは捨て去ろうと願って、山に登拝するときに唱えた言葉です>>  またこんなことも書かれていました。<<仏教語では六根は、六境(色・声・香・味・蝕・法)と合わせて十二境といい、さらに六識(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識)を加えて十八界と称している>> という事だそうです。 皆さん誰もが思い当たることで、運動や仕事などでちょっと休憩を取る時や、力を入れるとき、重い荷物を持つ時などに勢いをつけるために、知らず知らず ”どっこいしょ” と掛け声を発しながら行動をする事が有るはずです。 この言葉しらべてみると、一般的には ”何処へ” という言葉が元になっていると言われているのですが、山岳仏教の行者が唱える ”六根清浄” が語源になっているという説もあるようです。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る