退職田舎医者 異国に住むの巻

2007/04/04(水)19:12

砂糖を年に40キロ食べる国

健康秘話(5)

  日本人は食べ物が違うから、太りにくい、といわれてきました。しかし、ここ10年前くらいから30代の働き手の中にコレステロール値が上がった人が増え始めました。生活のスタイルが肉体労働からデスクワークに変わってきているからでしょうか?いわゆる3K職場といって、きつい仕事が敬遠されて、若い方々も口先と指先とで仕事するのがファッションとなりました。 この私も、長年デスクワークがほとんどで、適正な体重の維持に苦労します。一般的に7000カロリー余分に食べると体重が1キロずつアップするといわれます。毎日1000カロリーずつ余分に食べると一週間で1キロ増えますよね、皮下脂肪が。アメリカ型の食生活をしているオーストラリアのかたがたは、なんと二人に一人が肥満です。たとえば軽いデスクワーク、店員さんなどの場合一日に必要なカロリーは男で2000女で1800くらいですよね。それなのに、一枚1000カロリーはありそうなチーズのこってり載ったピザを一枚食ってその後甘いデザートに生クリークかけて食べます。これは食事か?お茶か?な、なんとオーストラリア人の砂糖の消費量は一年間に一人平均40キロあまりというから、びっくりです。 基礎代謝を計算して、自分が一日に必要なカロリーを知ることが太らない簡単な方法ではありませんか。太った人は管理職に向かないとさえいわれています。自分の管理ができていないと判断されるからでしょうか?  そしてその次に大切なことが適度な運動です。 摂取カロリーが適正でも、体の状態を必ず健康に保てるというわけではありません。 人間は重力のある地球の上に生まれ、進化しました。ですから、その負荷を適度に、健康的に処理する(運動する)行為をやめると、とたんに退化してしまいます。 たとえば宇宙飛行士が2週間無重力の空間に生活して帰ってきますよね。すると、何も運動してなければ、骨はもろくなり筋肉は弱って地球上に立つのが最初は辛いでしょう。 桑田投手がアメリカのメジャーリーグに行って、開幕直前に足首を捻挫しました。ギプスはめて固定しました。すると、何週間かしてそれをはずしたときに、使っていなかった筋肉が弱ってしまって元のようには走れません。ですから彼はギプス当てたままで他の筋肉を一生懸命にトレーニングしています。 自分は毎日30分走ることをもう何年か続けています。誰でもが走ればいいというわけではなくて、年齢や基礎疾患の有無などによって最適運動強度の目安があります。 家庭の主婦が毎日体動かして家事しているから、運動としては十分だ、と考えがちですが、ゆっくりとした運動は寝ているよりはいいですが、体を鍛えていることにはなりません。 自ら負荷をかけて、ちょっと軽く汗をかくぐらいの運動を2,30分くらい毎日か一日おきかに行うのが若い体を保つ秘訣です。   ←応援お願いします。    一日の反省 : 今日も優、ヨッシャ! ランニング30分、道具の修理!       生きるとは呼吸することではない。行動することだ。   ルソー

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