いなかの猫の天邪鬼部屋

花の罠（本岡類）

電話は数年前の技術が骨董品のように思えるほど進化が早く、よって電話を使ったアリバイトリックが出て来るミステリーは、出版年を確かめ「電話がどのようだった時代か」を念頭に置いて読んでこそそのトリックに酔える、という「読むコツ」があります。
この作品は、携帯電話の所持がそろそろ「当たり前」になろうか・・・という時代の作品。
で、その時代の話としてこの電話トリックは・・・「おおっ！」でした。
その手があったか～、目からウロコだわ～。
どんなトリックかは読んでのお楽しみ。