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稲村波乗り倶楽部

稲村波乗り倶楽部

英語修行法

説得力無いけど、英語の本を読めるようになるコツは、小さな声で音読する事ですよ。それで、日本語には訳さない。頭から英語で理解していきます。なんとなくでも大丈夫。それで大体意味というか筋は終えるはずです。辞書を引くと疲れるから極力引かない。慣れると黙読できますが、この間のマクベインの「アリスの危機?」とかを久し振りに読んだ時は電車の中とかで思わずぶつぶつやってしまい、変な目で見られました。発音の練習にもなるので知ったものかという感じです。
アメリカ人の友人がいるのですが最近は会えてないのでそうでもしないと、まったく喋る機会がないのでせっかく苦労してマスターしたLの音とかWの音とか出せなくなってしまうし。

ボクの英語は、5、6年前、英会話学校NOVAに通いだしたのが本格学習のきっかけでした。当時「給付金制度」というのがはじまって、年間40万のコースの8割が戻るというのでこんな美味しい制度が財政危機の日本でいつまでもつづくわけないと思い、思わず飛び込みました。案の定、その後どんどん給付率が下がってますね(確か来年からは2割しか戻らない)。
1年週2時間、確か8割以上の出席が条件で、まじめに楽しく通ったら32万円が本当に職安から戻ってきました。
そこで足を洗えば良かったんですが、「ここでやめたらもったいないですよ」とか英会話学校の営業の人に言われてその還付金をそのままつぎ込みました。だいたいそれで3年間有効の150レッスン分(=グループレッスン150回分)のポイントになるんですが、給付金コースと違ってポイント制でいつでもいけるとなると行かないのが人の常?すっかり足が遠のいて。その代わり金は使わずとも英語の勉強はできるはずとか思って、ラジオ英会話とかは聞き続けました。あと、英語雑誌の有名人のインタビューを電車の中で聞いたり。それで、2年ぐらいたって、自分だけで何とかなりそうだからNOVAはキャンセルしようかなと思ってNOVAに電話したら、一定期間がすぎるとほとんどお金が戻らないということが発覚(契約書をよく読めば書いてあったのですが)。仕方が無いのでいっちょやるかとマンツーマンレッスンを取りまくって(1回で4ポイント消化できます)、ビジネス英語とか、発音を直して貰ったりとか期限ギリギリで週二、三回通ってポイントを使い切りました。結果的には、この短期集中レッスンも良かったようです。NOVAは最終的には一応ビジネス実用レベルというくらいのクラスになれました。
その当時はコンサート関係の部署にいたので、よく海外アーティストのインタビューとか訳す局面があり、それなりに役に立ちました。
今の仕事は、直接英語を使う必要はないのですが、ヨガや波乗りのDVDなども輸入版でもなんとなく意味は取れるので英語がわかるのは悪くないです。それに、最近はFMラジオとかもなぜか英語だらけだし。
また波乗りの帰りの車の中では、進駐軍?ていわないか「在日米軍」?これも変な感じ、まとにかくアメリカンフォーセズ向きのレイディオとか聞いたりします。その夜中4時台とかのPBS(公共放送)の番組は本当におもしろくて、まじめな麻薬問題や環境問題の討論とか聞いたりします。スポーツは早口で聞き取れないしつまらないので聞きません。土曜の朝の「カートーク」とぃ言う車の修理の番組は大好きです。

というように、あるレベルを超えると別に辞書も教科書もお金も不要になるので英語に親しむのは楽だし、使わないと忘れるのでかけたお金ももったいないという事で自然と英語に触れ続ける事になります。

きっかけですか?
2000年ごろ、自分はいわゆる「燃え尽き症候群」的状態になり過労で入院してしまいそのときに色々考えて、仕事だけの人生じゃだめだ、みたいに病院のベッドで考えて、退院したらロングボードを買って、波乗りを再開することにし、それから英会話学校にも行くことにし、もう1つある習い事(これは別の機会に書きたいと思います)をすることに決めて実行に移しました。
最初、なぜ英語を習う事にしたの?とネイティブの先生達に聞かれるたびに「自己啓発(セルフエンライトメント)」と答えると先生達は皆、いちように首をかしげてました。そういう複雑な事情を説明できる英語力も無かったし。でも、職場が変わったら仕事にも使う機会もでてきたし、例えば、オアシスのドキュメンタリーのDVDをもっていって全然聞き取れない表現をなんていってるのか教えてもらったり、英語の本のわからないところを聞いたりマンツーマンの授業は楽しかったです。また英会話学校での友達もできて、いまでもたまに酒を飲んだりしてます。
こうして、英語の小説が読めるようになると、もう全然、原語のほうがいいです。例えば「ライ麦畑でつかまえて」とかだって、もうタイトルを日本語にしただけで、「キャチャー・イン・ザ・ライ」とはぜんぜん世界が違ってる気がします。
ということで、リフトの1日券ではないですが、ある程度最初にお金をかけて、「もと取るぞー」みたいなことが自分には有効でした。そういう事でいえば、給付金制度にもNOVAの悪徳?契約にも感謝していますし、英語の小説のこと1つをとっても充分「もと取ったぞー」という感じはしています。
(結構、英語の本でコメントをいただいたので書いて見ました。参考になるかどうか?ただ、誤解の無いように言いますが、いまだにロックコンサートとかでは曲紹介とかはなんとかわかるけどジョークとか言われると半分以上は回りにあわせて笑うといった程度の英語力です。そこを超えるには留学とか海外勤務とかが多分いるのではないかという気がします)  2006.12.23記





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