2005/12/02(金)17:34
お釈迦さん vol.13 四諦八正道とは
「四諦八正道」は医療的思考に似ている。
病苦のあるとき、まずその苦がどんなものか調べる(苦諦)。
次に、原因を知り(集諦)、そして対処すると病気は治る(滅諦)。
ただ、そのためには療養が必要であり(道諦)、それは一時的な対応ではなく
精神と生活の基本を正し、健やかに生きていくことの中に治療を当てはめていく。
怪我をする、時間がたてば自然治癒力でおのずと快復するが
医学では、効果的に適切に快復させる、
さらに、自然治癒力では治らない怪我や病気まで治してくれる。
そう、心も一緒なのだ。
心の傷の快復をより適切に、効果的に、
そして通常では治らないようなものまで癒してくれるのが宗教なのかもしれない。
また、そういうものが宗教とよべるのではないだろうか?
次回は、「輪廻と業」、いよいよ大詰めです。
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