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ニューストピックス

2006年01月10日
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カテゴリ:亜細亜
2回に分けて、インドと中国の経済躍進(潜在的も含め)と、アメリカとの関係性を記す。
前編は、インドと中国、二カ国の内情とつながりを、
後編はアメリカの戦略と二カ国、さらにアジア政策に絡む中央東アジア関係を記す。


 1.中国

中国は1978年の改革開放政策により経済のみを開放し始めた。
ここ10年、毎年10%ずつのGDPはアップしており、6位フランスを抜き
4位英国に迫る勢いである。
さらに自動車生産台数は昨年570万台、米日に次いで3位。
ニューヨーク、シンガポール、香港に上場した企業は昨年3ヶ月間で65社、
調達額は121億ドル(≒1兆4千億円)だ。

国家政策として「走出去」政策を実施し、国家をあげて海外投資を支援している。

その結果、レノボグループはIBMを買収、名前が欲しかったともいわれる。

自動車部品工場、杭州にある万向(ワンシアン)は69年に自転車修理業として7人で
設立したのだが、現在中国内に32の工場を持ち、5年前から海外進出、
8カ国(米・独・カナダなど)30社を買収、資本参加を行い、
知名度と技術の獲得、3万人の社員、売り上げ2900億円をあげている。

基本的に中国は「ハード」の部分の顕著な伸びが認められる。


 2.インド

インドは1991年新経済政策を掲げ社会主義を離れた。
ここ10年、GDPは毎年6%アップ、その背景は「IT」。

ソフトウェア輸出額は世界2位、IT技術者は毎年20万人輩出しており新中間層
といわれる富裕層を生み出し、自動車の売れ行きは100万台、倍倍で増え続けている。

バンガロールにIT企業が2/3集中している。
一例として、「インフォシス」を紹介する、この会社は1981年に8人で設立
インドIT企業の草分け的存在だ、マイクロソフトなどのソフトウェア開発を請け負うことで
成長し、1999年にインドで初めてナスダックに上場、400社ほどを顧客としている。

現在、宇宙開発やセキュリティという世界需要が拡大している部分を充実させ
伸び続けており、その結果、インドIT業界は毎年各社4000人ほど人材を
補充しなけらばならない状況となっている。また、IBMインドなどと競争する結果、
技術者のヘッドハンティングが激しく賃金が高沸している。


 3.インドと中国の接近

インドは、このように人材拡大に奔走する結果となり、今では人材確保のため
隣国中国政府の協力を得て、中国人材を試験的に採用している。
ただ、反面、技術流出を警戒する声はインド業界に少なくない。

このような限定的協力はいつからというと
2005年4月、前々から争っている領土問題を棚上げして、
貿易額を今後毎年10%ずつ引き上げ、包括的な協力関係を築くことを結んでいる。
先々のことだが、予定では2008年200億ドルの予定。

また2005年9月には、中国のハードウェア生産力とインドのソフトウェア開発力を
協力させる狙いで各社の会合が行われている、これには政府は関係はしていない。

伸びている部分と弱い部分をミックスさせ、ウィンーウィンを狙っている。


然し、中国には大きな課題が眼前に横たわっている、コキントウは「調和社会」を
打ち出したが、内外部の格差は依然として激しく、自然破壊も拡大している。

ただ中国が世界協調の波に呑み込まれるのは必然のことで、海外経済依存度が
これだけ高い状況で無視すれば、自国の損益にしか繋がらないし、実際
節約型社会として日本を紹介していたりするので舵はいずれ取らざるを得なくなるだろう。


後編は、拡大する中国とインドのエネルギー問題摩擦を取り上げます。


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最終更新日  2006年01月11日 05時41分53秒
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