2006/11/06(月)19:11
教師って取立て屋ですか?
”給食費を払わない親のせいでいじめられる子供たち”
県内の小、中学校で給食費など徴収金の未納家庭に対し、担任教師が職場を訪問して徴収したり、“取り立て”を競わせる学校があったことが、県教職員組合の調査で明らかになった。未納がいじめの原因になった事例もあり、県教組は鹿児島市で4日から開かれた県教育研究集会で報告。調査結果を40年ぶりとなる「教育白書」にまとめる方針だ。
調査は小、中学校の教職員と保護者に対し8‐9月に無記名で実施。徴収金未納などについて教職員1340人、保護者779人から回答を得た。
徴収金の未納があると答えたのは、学級担任教諭957人中、399人(約42%)。うち83人の教諭が自分で立て替え、132人は督促などを行っていた。190人が未収金のままだった(重複回答)。
督促の方法はほとんどが電話や文書だが、中には家庭、職場への訪問も。「卒業アルバムと引き換え」として、結局アルバムを渡さなかった例や、管理職が「回収できなかったら担任の責任」と発言したり、職員室の黒板に学級ごとの徴収金残高を書き出し、担任に“取り立て”を競わせたりした例もあったという。
未納が原因で、子どもが「食い逃げ」「給食泥棒」などといじめられたという指摘もあった。
また教職員の80%以上が「保護者の経済力が子どもの学力格差に影響している」、保護者の約60%が「教育費を負担」と感じていると回答した。
県教組は「この生の声を通じて教育予算の増額、保護者負担の軽減を訴えていきたい」と話している。
=2006/11/06付 西日本新聞朝刊=
以前に給食費を払わず遊興やぜいたく品はしっかり買っている親という記事を紹介したとき
こういう風なことが起こるだろうなあとは感じていた。 理由は簡単で世間の追い風があれ
ば徴収できるという風潮が生まれたから。 ここでデリカシーのない馬鹿学校は上記のよう
にサラ金取立て屋と見紛うような方針を取ることとなり、教師の本分は何であるかを忘れて
しまうのである。なぜ教師が給食費を立て替えるのであろう??教師とはなんであろう??
こういうときにまったく機能しないPTAという組織の存在価値はどこにあるのか!
払わないということと払えないということは違う、払えない家庭を助けるのは学校ではない
PTAが会費を水増しでもしてこっそり補助でもしろ! 払わない家庭に対してはPTA会議で取
り上げ、地域と学校が一体となって義務の履行を推し進めればよい。
と書きつつ、現実は地域の助け合いの活性化よりも給食費すら払えないというような噂話ば
かりで余計に肩身の狭い思いをするのだろうなあと思っていたりする。
しかしながら教師とは崇高なるものである、お金の取立てなどという下劣な仕事をさせるこ
とは許されないのだ、そして崇高なる存在として子供たちに接する自覚を持っていただきた
い。
最後の太字の「保護者の約60%が教育費を負担と感じている」について一言・・・
教育費と給食費は全然違う、教育費を負担に感じても給食費を負担に感じる親は皆無
だ・と・思う、あくまで感想、乾燥、完走。
一 夢 庵 風 流 日 記