2007/08/02(木)16:38
○○バトン・・・
カムチャッカの若者がキリンの夢を見てるとき
メキシコの娘は朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女がほほえみながら
寝返りをうつときローマの少年は
柱頭を染める朝日にウインクする
この地球ではいつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴っている
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受け止めた証拠なのだ
この詩はひとからひとへとつながるバトンを描いています
ふと考えるのですが、昨日の自分が今日の自分へ
今日の自分が明日の自分へ、大切なバトンを託していると
何気ない日常を送っているようで、バトンは確実に
渡っているのです
P.S 台風あっちいけ
一 夢 庵 風 流 日 記