一 夢 庵 風 流 日 記

2007/11/18(日)12:49

でっちあげ 追記

少し前に紹介した、「でっちあげ」について補足しておきたい 前回、最後の数行を衝撃的な書き方で終わらせたために、かなり混乱 してしまった方もいたようだ、そこでいくつか説明しておこう この事件の根幹を成す「血」の問題から簡単に・・・ この福岡で起きた教師による壮絶ないじめ虐待は、この児童がアメリカ人 の血を引いていたために、「穢れた血」とののしり執拗ないじめが行われた はずだったのだが、虐待の事実が限りなくゼロに近いだけでなく、母親の 妄言だった可能性があると指摘されている。 (事実なら、児童の曾祖父がアメリカ人・・・しかし、事実が疑われ始めて  からは、児童の母の曾祖父がアメリカ人と変更され、いまでは黙秘  ) 児童のPTSDのカルテをつくる際に、児童の父母が家族歴を書いているの だが、母の父方の祖父がハーフで父はクオーター、さらに母の母は日本人で はあるが、フロリダ在住で英語しかしゃべれないと書かれてある。そして、 児童の母は、幼少時代から第一子が生まれるまで米国に在住していた・・・ しかし、裁判で不利になることから、弁護団はこの記載が嘘だと認め、変更し たのだ、それでも、この「外国人の血」が入っていることははずさなかった と・こ・ろ・が 訴えられていた、「福岡市」が詳細にこの母親の戸籍を調べ上げ、遡っても アメリカ人らしき人物は存在せず、さらにアメリカの学校ではなく、福岡市の 小中高に通っていたことを準備書面で提出した・・・ この「血」の事実がとても重要な問題で、PTSDの診断書を書いた医師も 児童がもっとも傷を負った外傷は「血の穢れ」という問題だったと証言して おり、異国人の血の話が嘘だったら、診断書もインチキということになる などなど、とにかく裁判で明らかにされる虚偽の数々がマスコミが最初に報道 した内容とかけ離れすぎてビックリする この本の最後の締めくくりである一審判決を受けて、原告側は教諭への控訴を 取り下げ、もう一方の福岡市とのみ控訴審を続けている状況だ その内容は、「でっちあげ」著者である福田ますみ氏本人により以下のページ に更新されている、興味のある方は、ぜひこの本を読み、さらに以下のページ を併読すべし 新潮社 「でっちあげ」 裁判追記       一 夢 庵 風 流 日 記

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