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inatoraの投資日記

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2005年03月20日
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私の周囲の知人(勤め先や学生時代の知人など)には、「宝くじが当たったらいいのになあ」と考えている人が結構います。私が、「宝くじが当たって何をしたいのか?」を聞いてみると、大抵の人は「家を買いたい」とか「いい車を買いたい」と答えるのです。

すなわち、「現状のサラリーでは手に届かないモノを買いたい」という理由が圧倒的多数を占めているのです。これは、現在のサラリーマンの閉塞感を物語っていると思います。

給料は上がらないけど、税金や社会保険料の負担は増える一方・・・

このような状況だと「宝くじに当たれば」という夢を見たい気持ちは良く分かるのですが、そんな賢明であるとは思えない使い方しか出来ない人は宝くじなんて当たらない方がかえって良いんじゃないかとも常々思っています。

大抵の場合、宝くじの「統計的頻度」からそうした思いは杞憂で終わるのですが、仮にそのような人たちが宝くじに当たればどのようになるか。それを考えてみたいと思います。

「金持ち父さん」にも書かれているのですが、大金を維持するためには実力が問われるのだと思います。そして、フィナンシャル・リラテシーのない人が宝くじが当たった場合に起こりうる悲劇も指摘しています。

「資金を運用・管理する能力のない人がいきなり3億円を手にするとどうなるか?」

それが、「いい家を買いたい」とか「いい車を買いたい」という答えに端的に表れていると思います。

これは、「宝くじの高額当選者にのみ送られる本(注意書き)」でも指摘しています。当然ながら、私は実物を見たことがないのですが、以前見たテレビ番組(もし宝くじに当たったらというような番組)で、以下のようなことが書かれていると言っていました。

*いきなり会社を辞めないこと
*いきなり生活スタイルを変えないこと
etc...

実に的を得た指摘だと思います。宝くじを過度に当てにしている人が仮に宝くじに当たった場合、金額だけで見ると確かに億万長者と言えるかもしれませんが、お金に関する知識は貧乏人のままであるという事実に気づいていないのでしょう。

「資金の運用方法は銀行預金だけしか知らず、その一方で、消費意欲だけは強くなる。」

それが悲劇の始まりだと思います。贅沢なライフスタイルに慣れてしまい、お金がどんどんなくなり、そして以前よりもお金に関するトラブルも多くなる。こうしたシナリオが目に見えてきます。

したがって、よほど賢明に振る舞うことの出来る人でなければ、宝くじは「夢」であったほうがいいのかもしれません。それよりも、「現実」で資産を増やす努力をしたいと私は思います。

私は運用機関(信託銀行)に勤めているのですが、そこにいる人たちでさえこのようなことを言う人が多いというのは、私にしてみれば本当に驚くべきことです。彼ら(彼女ら)は、自己資金での証券投資を経験したことがない人も多いです。「自分の資産運用や資産管理が出来ないような人が、他人様の資産運用や資産管理を出来る資格があるのか?」と。

まあ、機関投資家の運用ルールは個人投資家の運用ルールとは違いますし、所詮サラリーマンですから、ここまで言うと酷かも知れませんが、「資産運用ビジネスに携わっている人でさえフィナンシャル・リラテシーのレベルはこんなもの」ということさえ理解していただければと思います。

私についてですが、実は宝くじはたまにですが買っています。もし宝くじに当たったらその資金を株式投資に充てて配当で生活したいという考えがあるからです。(当然ながら、宝くじに当たっても誰にも言いません。「株式投資で増やした」と言い張ります。)

しかし、宝くじが当たることを前提に生活しているわけではありませんし、運用ノウハウという「無形固定資産」によって、宝くじで当たるような金額を株式投資で稼げるという確信があるからです。

「投資を楽しむ」という観点からの悩みもあります。

もし宝くじで3億円当たってしまうと、株式投資で1億円にするというプロセスが抜けてしまいます。100万円から1億円というのは、株式投資で一番楽しいステージであると思います。長期保有だけでなく短期売買なども含めたいろいろな投資手法を試せるという意味でもそうですし、株式投資でサラリーマンの生涯年収を稼ぐというプロセスはやはり達成感があると想像出来ます。

そういう意味では、宝くじは当たらないほうがかえって幸せなのかもしれません。

今日の言葉:
「カネとは、最終的にはその実力に見合う人のところに集まるものである。何かの偶然でそうした実力のない人のもとにカネが入っても、それはするりと消えてしまうのである。実力に見合わないカネを手にすることは、不幸であり悲劇の始まりである。」





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最終更新日  2005年03月20日 07時50分04秒
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