家なき選手たち
今日の新聞に所属チームが決まらない選手たちの記事があり、ちゃんとイレブンを組んだ図まで出ていた。もうすでに夏の移籍市場は開いており、彼らの代理人は必死に次の所属先を決めねばならない状況だ。2つのイレブンが書かれ、こんなチーム編成だった。カッコ内は保有権を持っているクラブ。6月30日で契約切れの選手たちレメンス(エスパニョール)、タイス(ベティス)、セサル(アスレティック・ビルバオ)、ソルデビージャ(エスパニョール)、セラーデス(R・マドリー)、アレックス(エスパニョール)、モラン(ラシン)、ハビ・ゲレーロ(ラシン)、アマビスカ(エスパニョール)、アルフォンソ(ベティス)、ハビ・モレーノ(アトレティコ)そしてもう1チーム契約は残っているけど構想外の選手たちルストゥ(バルサ)、オスカール・ロペス(バルサ)、ルベン(R・マドリー)、ミンゴ(ベティス)、アルテタ(レアル・ソシエダ)、フィオーレ(バレンシア)、フィーゴ(R・マドリー)、サビオラ(バルサ)、デニウソン(ベティス)、パンディアーニ(デポルティーボ)、コラーディ(バレンシア)この「構想外イレブン」を見るとびっくりするような大物ばかり。サビオラはほんのちょっと前までバルサのエースストライカーだったし、デニウソンとフィーゴは当時最高額の移籍金で移籍したんだから。特にフィーゴがこの中に入ってるのは感慨深い。2000年に約60億円でバルサからマドリーに移籍。かつてバルサの優勝報告会で「泣き虫マドリー、チャンピオンにあいさつしろ」と言い放った男の裏切りに、バルセロニスタは猛烈な非難をあびせた。以後はマドリーの中心選手になるも、今季ルシェンブルゴ監督が就任後はベンチを暖めるようになった。ルシェンブルゴはベッカムのロングキックを中心とした速攻型のチームを作り、それにはフィーゴよりスピードがあり、裏への飛び出しが得意なオーウェンの方が適合していた。指揮官との関係は冷え切り、もう移籍は確実。バレンシアやプレミアのクラブなどの話が上がっているがどうなるだろう。リーガのクラブならまたカンプ・ノウでブーイングをあびることは間違いないが。