匿名希望

今週末は、「イカスミのパスタ」に挑戦しました。最寄り駅より2つ新宿寄りの新百合ヶ丘駅にはYokadoがあり都会であるため、週末にたまに買い物に出かけるのであるが、300円でイカが丸ごと一杯売っていたので、思い立ったわけである。

流石にちょっとレベルが高いと思われるので、妻が購入してきたパスタ料理本で作り方を見ながら。スミ袋を取り出したものの、「なんか、ちっこいなあ」。スミが足らない気がする。

そして、今回の料理の最大の問題点となる「スミ調味料」の調合に入る。「イカスミを白ワイン1カップでのばす」とある。



「白ワイン、無－よ」



困った。日本酒の買い置きもない。仕方ない。Costcoで一本1500円ほどした（これでも当家にとっては通常価格帯の1.5倍）の赤ワインを使用することにする。行けるのか？

更に驚いたことに、スミ調味料には「トマトソース」も使うらしい。そんなもん、外で食べているときには気にしたことがないが。で、当然トマトもない。が、これもCostco御用達の「瓶詰めトマトソース」があったので、使用することにする。これ、スッパイからどうかなー、と思いながら。

炒めたたまねぎに、スミ調味料を投入し、ぐつぐつ煮込む。
「匂いが完全に赤ワインやね」

何が違うって、まず色が違う。「黒くない」。っていうか、薄紫。
イカスミの袋を取り出した時点で思ったのだが、スミの絶対量が足りない。店のように真っ黒なものをつくるには、ひょっとしてイカ3杯くらい必要なのではないだろうか？
そして、次に「味が違う」。赤ワインは味が濃いので、全部味がそっちに引っ張られている。

ということで、どうやらイカスミパスタは自宅で作るにはちと難しいようである。反省をこめて、次の日は市販のアンチョビソースにシメジとシーチキンを入れたオイル系のパスタにした。こちらは問題ない。

中々、パスタ道を究めるのは難しいようである。