名も無き盗賊の話
彼の名は誰も知らない。彼の住処も誰も知らない。だから私たちは彼をこう呼ぶしかない。ガチシーフ、と。今日は私の知る限りの「彼」を記しておこうと思う。ガチシーフは無口だ。滅多に口を利かない。酒は好きなようだ。よくワリドの武器屋でちびりちびりと晩酌している姿が見かけられる。一番眼を引くのはやっぱり彼の服だろうか?あんなにクールな服はフランデル大陸中の仕立て屋を探しても見つけられないだろう。私は同族…いや 同じ穴の狢というべきか。とにかくシーフだからか彼の警戒心を潜り抜けて共に酒を飲み―――一度だけ、彼の服を見せてもらった。こんなんだった超欲しい( ゚д゚)盗賊の極衣…盗賊の極意をそのまま服にしたようななんとも肌に馴染む一品だった。彼はそれに身を委ねると、手足が勝手に動いて『仕事』をしてくれる。と、不敵に笑って杯を空けた。そして…次の瞬間には私の前から消えていた。ガチシーフは油断しない。ガチシーフは抜け目ない。ガチシーフは淀まない。盗賊の鏡のような男だった。今回彼の『仕事』を見ることは叶わなかったが、私もシーフの端くれ。次こそは彼の技を盗んでみようと思う。困難な事だと思うがやってみよう。ああ… それから。ガチシーフは遊び心を忘れない。編集後記一部で異常な人気を見せたガチシフ君を再登場させました。実際にはこのようなDXU職鎧は存在しません。私の妄想の塊です。欲しいぜチクショウ。これの編集の効果かこんなん拾いました。赤石の神様とペアハンしていたシャオさんありがとう。コレはガチで編集じゃないです。最後に自慢したかったんです。だってこんなん…胸のうちにしまってられないじゃない…。では(・ω・)ノシ