ホピ族のトップアーティストの一人であるロナルド・ワズワースによる作品です。
大きめなサイズのリングには、独特の『イングレービング』を施されたサンフェイスと命の源であるレイン(雨)がモチーフとなっており、ロナルドのカッティング技術が冴え渡るオーバーレイ作品となっています。
上側のシルバープレートには、サンフェイスやイーグルダンサー、カチーナ、村落での儀礼をモチーフとするものが多く、まるで絵画のような描写力でシルバープレートをカッティングし、『イングレービング』を施して、オーバーレイで仕上げていくのが特徴的です。
『イングレービング』とは、モチーフに細かい溝を幾重にも削り込むことでシルバーには無い、この技法特有のグレーのような色合いに仕上がり、シルバー、グレー、ブラックのコントラストから躍動感溢れるモチーフへと変貌させる技法です。
ホピ族の文化を発展させた、近代アートに非常に近いような作品から、市場では彼の作品は非常に高価な金額で取引がされています。
インディアンジュエリーは、全てがネイティブ・アメリカンによる手作りであり、世界にたった一つしか存在しない、オリジナリティーあふれる唯一無二の逸品です。