日本の映画史に名を残す人になる
現在製作中の出産ドキュメンタリー映画「うまれる」のアドバイザーになっていただいている、俳優の別所哲也さんが、本を出版されました。「夢をカタチにする仕事力 映画祭で学んだプロジェクトマネジメント」別所さんとは、僕がカナダのバンクーバー・フィルム・スクール在学時に作った最初の短編映画『Before, After』を2004年度のショートショートフィルムフェスティバル(別所さんが創立した映画祭、以下、SSFF)に選んでいただいてから、お付き合いさせていただいてます。http://www.shortshorts.org/2009/2004年当時の写真この本で描かれるのは、おそらく、世間の誰も知らない「別所哲也」という人間であり、男であり、誰もなし得なかった事を達成したチャレンジャーであり、リーダーであり、俳優という枠を超えた表現者であります。よくよく考えてみてください。映画祭をイチから立ち上げて、アカデミー賞公認にまで持って行くなんて、スゴい事ですよ!!しかも、当時は誰も「ショート・フィルム」なんて言葉を知らなかった。しかも、世間に知られた俳優なのに、スポンサー集めやら作品集めやら、泥臭い事をすべてやらなきゃいけなかった。しかも、俳優であるが故に「人寄せパンダ」としか見られなかった。様々な苦難がありながら、役者として、人間として成長していく姿がこの本にあります。そんなSSFFもいまや10周年を超え、開催期間も伸び、アカデミー賞公認にまでなっています。おそらく別所さんはSSFFを立ち上げた事で、日本の映画史に名を残す人になると思います。これは断言できる。印象的な言葉がたくさんありましたので、いくつかシェアいたしまーす。「とにかく行動すること。ダメならそれを反省材料として次に活かせばいい。「効率が悪い」と考えて、事を起こさないのでは何も残らない。」「次があると考える、あるいは、うまくいってから段階的にやっていく、という考え方は僕は嫌いです。これは「いただいた仕事を精一杯やらなければ次がない」という俳優の仕事で培われたメンタリティーが大きく影響しているかもしれません。」「きっと俺と同じようなことで、同じように悩んでいる奴が、日本に三人、世界には七人ぐらいはいるだろう。だから俺は一人じゃない。くよくよしても何も始まらない。前へ動こう!」懸命に別所さんが作っていただいた礎を、活かすも殺すもSSFFでチャンスをいただいた僕ら次第ですよね。もっともっと頑張ろーっと!!プロジェクトマネジメントの本として売り出しているようですので、ビジネス本としても読めるし、日々の生活に疲れていたり、何をしたらいいか分からなくなっている時に、本書は大きな大きなヒントになるんじゃないかなーと思いますよ~。「夢をカタチにする仕事力 映画祭で学んだプロジェクトマネジメント」別所さんはただいま毎週土曜日 19:56-21:00 TBS系列のドラマ「ゴッドハンド輝」でカリスマ外科医を演じられています。今日も皆さんにとって最高の一日でありますように!!インディゴ・フィルムズTOMO