テーマ:アウトドア生活(41)
カテゴリ:アウトドア・防災用品全般
どんなにお気に入りのデイパックやザックでも避けて通れないのが経年劣化。破損して使用不能になれば諦めもつくが、内部のポリウレタンコーティングの剥離・悪臭・ベタつきが原因で廃棄せざるを得ないときは本体が無傷なだけにモヤモヤ感が伴う。
このウレタン防水加工は日本発の技術らしい(本当かね?)。確かに蝋引きキャンバスやゴム引きに比べると軽量で温度変化にも強く、しかもローコスト。加水分解のデメリットを差し引いても便利な技術だし、メーカーとしては製品に適度な寿命があったほうが買い替え需要が生まれるので都合がいいのだろう。 いまウレタンコーディング以外で防水性の高いバッグ用の素材を探すとなるとmacpac(マックパック)のアズテックかターポリン(塩化ビニール系)くらいではないかと思うが、前者は高価で後者は重たいという欠点がある。 しかし最近、面白いデイパックを見つけた。 CROSTER DRAGON(クロスタードラゴン) ジュピターデイパックだ。 このメーカーは日本の会社で、パタゴニア創業者が手掛けたザック「chouinard dragon(シュイナード ドラゴン)」の総代理店で、日本国内で商標登録していた会社。 ここの現行ザックはポリカーボネートで生地をコーティングしており、ウレタン系に比べて剥離耐久性において6倍の強さがある長寿命が売りらしい。
一生モノになるわけではないにしろ、単純計算でウレタンの6倍長持ちすると考えれば充分なコストパフォーマンス。 そしてメーカーとしての知名度は高くないものの、背中の通気性やハイドレーション、コンプレッションなど、機能面では他に引けを取らない。他人と被りにくいのも悪くないし、使っている色数が少ないのも好印象。 個人的にはジッパーの持ち手が大きめのリングになっているのがポイント高い。ちょっとしたことだけど扱いやすさが大違いだ。25リットルというサイズも日帰り登山に手頃。 肝心の防水性は本体生地の耐水圧が5000mmで、レインカバーも標準装備。傘の耐水圧が200mmから500mm程度と言われるので、ザック単体でもレインウェア並みの防水性だ。 トップローダーのウエストウォールパックもポリカーボネートコーティングモデル。上から25・30・40リットル。いずれもカラーバリエーションが白・赤・緑・紺の4色だけという清々しいラインナップだ(笑) メイン2気室というのがユニーク。
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最終更新日
2017年02月02日 15時24分47秒
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