ちょいワルおやじのひとり言

2011/05/10(火)06:15

なんで・・・?

命(23)

ユッケ卸業者は生肉用と認識? メール、試食会...証拠続々 (夕刊フジ) 4人が死亡したユッケ集団食中毒事件で、「生肉用として出荷していない」という食肉卸業者の主張が揺らいでいる。生肉の表面を削る「トリミング」は店舗で必要ないとする趣旨のメールを焼き肉チェーン店側に送っただけでなく、両社でユッケ用生肉の試食会まで開いたというのだ。卸業者をめぐっては、同社役員とみられる男性がネット上で「ユッケ用」肉を通信販売していたとみられるほか、納入した肉に交雑種の肉が含まれるなどズサンな実態が次々と明るみに出ている。 焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の運営会社「フーズ・フォーラス」(金沢市)と取引していた食肉卸業者は、東京都板橋区の「大和屋商店」。富山、福井、神奈川の3県警と警視庁の合同捜査本部が6日に家宅捜索し、衛生管理に問題がなかったか、調べを進めている。 大和屋商店では、ユッケに使われた生肉について「生食用として出荷していない」と説明。これに対し、焼き肉チェーン店側は「ユッケ用として販売を提案された」と、双方の主張は完全に食い違っていた。 ところが、卸業者側が「生食用」と認識していた可能性が強まっている。第1の"証拠"はメール。フーズ社幹部によると、問題のメールは生肉の取引が始まる前の2009年5月、同社へ大和屋商店から送信された。食用可能な部分の比率を表す「歩留まり」について、納入する生肉は「約100%で、無駄がありません」と記載。そのため、フーズ社側は「歩留まりに関する説明で生肉はトリミングが施され、そのまま加工してもいいと判断した」という。 また、フーズ社と同商店が取引を開始した09年7月ごろ、両社の社員が参加したユッケ用生肉の試食会を開いていたことも、フーズ社関係者の証言で明らかになった。合同捜査本部では「(卸業者が)肉がユッケ用として生で食べられることを認識していた可能性が高い」(捜査関係者)とみている。 フーズ社には「生食用として出荷していない」という同商店だが、役員とみられる男性はインターネットで「ユッケ用」肉を販売していた。「交雑種/外モモ/B2」と記された商品を「赤身率が高くユッケやロースで使用できます」と説明。1キロ当たり1350円で、サイトは8日付で削除された。 このほか、板橋区の調査で、肉を加工する際の調理器具を取引先に応じて使い分けていなかったことも判明。4月に「焼肉酒家えびす」の富山根塚店(富山市)にユッケ和牛として納入した肉に、「和牛」とされない交雑種の肉が含まれているなどズサンな対応が続々と出てきている。 

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