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カテゴリ:庭の花木をめぐる不思議エッセイ
「底白花」を狙って 逆方向からも一枚 上の写真は今日 (5月21日) 撮ったものです。 少しずつですが、この木ほんらいの底白花が増えてきました。 2枚目の写真では、左上に爪紅っぽい花を認めることができます。 まだ蕾がかなり残っていますから、これからこの2種類がどんどん出始めるのかもしれません。 典型的な底白花。でも、花弁が7枚もある。 爪紅っぽい花。 花びらが1枚出来損ないだけど、これが典型的な爪紅。 さて、前回に続いて、この木に何が起こったのかという話をさせていただきますが、まあ、これは普通に考えると、いわゆる突然変異の類 (色素遺伝子の変異と植物ホルモン類の変調) ではないでしょうか。 サツキやツツジは他の花木と比べて、突然変異が現れやすいという話は聞いたことがあります。 俗に「枝変わり」というやつです。 ウチのツツジも一部の枝に異なる花が付いたりします。 でも、それは優勢種の中に混じって、ほんの一枝ほど異なる花が咲く程度です。 今回話題になっているサツキのように、どれがメインなのかわからないという訳ではありません。 それに正直な話、「枝変わり」というのは花の色や模様レベルの話だと思っていました。 形や大きさまで違う花が咲くこともあるなんて知りませんでした。 今回の件があって、色々と調べているうちに、サツキの「枝変わり」の実例を紹介しているブログを2件ほど探し当てました。 一方はもともとの品種に混じって、一枝 (最初は数輪)ほど異なる色と形の花が咲いていました。 もう片方も雰囲気は似ているものの、2種類の違う花がそれぞれ一枝にかたまって付いていました。 ただし、いずれも本来の品種が優勢的に咲いている中に、明らかに突然変異然として違う品種の花が紛れているという感じに見えました。 こうした実例を基に考えてみると、おそらく我が家のサツキは複数の「枝変わり」が同時に起こった例ではないかと思われます。 突然変異である事は間違いないとは思うのですが、なかなか珍しい現象ではないでしょうか。 時にこうした突然変異体の中には、分離育種して矮小個体として品種固定すれば、種苗、植物特許を取れるケースもあるのだとか。 そんな面倒なこと、ハナからするつもりはありませんが、ひょっとして精霊たちは、その種のちょっとした小銭稼ぎのチャンスを私に与えてみたかったのかもしれませんね。 いやいや、それはないか。 私がどんなタイプの人間かということくらい、先方だって重々承知なはず。 とすれば、やっぱり、私を驚かせたかっただけなのかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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本当にムチャクチャですね。
笑えますw。 きっと座敷わらしが遊びに来たのでしょう。 それにしても、味な演出をしてくれるものですね。 来年はどんな花を咲かせるのでしょうか。 また元に戻るのでしょうか。 来年の観察結果も聞かせてください。 こういうカワイらしいイタズラなら私も歓迎するのですが、 残念ながら、ウチには遊びに来なかったようです。 まだまだ私に遊び心が足りないのでしょうね。 (2017.05.21 18:56:53)
ホント、笑えますよね。
突然変異が何故起こるのか、詳しくは分かっていないんだから、 ヤッパリ、何らかの高次元エネルギーが作用したとしか思えないですよね。 タイミング的に座敷ワラシが一番怪しいですね。笑 来年どうなるか実に楽しみです。 今年はたぶん、あの木なりに色々と試行錯誤したんだと思います。 おそらく来年は元に戻ることはなく、今年の型をより洗練させるのではないかと予想しています。 (2017.05.21 20:08:07) |
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